文学

今江祥智の三部作といえば2

完結編「桜桃のみのるころ(さくらんぼのみのるころ)」桜桃のみのるころ作者: 今江祥智,宇野亜喜良出版社/メーカー: BL出版発売日: 2009/06メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見るタイトルは今江氏が敬愛していたイブ・モンタン…

今江祥智の三部作といえば

「そらまめうでて さてそこで」(1994年) 「魚だって恋をする」(2004年) 「桜桃(さくらんぼ)のみのるころ」(2009年) そらまめうでて さてそこで そらまめうでてさてそこで (おはなしメリーゴーランド)作者: 今江祥智,長新太出版社/メーカー: 文溪堂発…

今江祥智・シリーズもの

知名度において双璧は「ぼんぼん」と「優しさごっこ」。 「ぼんぼん」シリーズ 自伝的長編「ぼんぼん」「兄貴」「おれたちのおふくろ」までを「ぼんぼん三部作」と呼んだり「牧歌」を含めて「四部作」と呼んだりされているけれど、四部作でいいんじゃないか…

今江祥智・展開にドキドキしない傑作群

この後どうなるのか展開に目が離せない、そういったハラハラドキドキが物語に必須の要素でないことを今江文学は教えてくれる。物語世界にずっと浸っていたい。終わってほしくない。そんな傑作小説を今江祥智は何作も書いている。 真っ先に思い浮かぶのは「私…

今江祥智「どろんこ祭り」

今江祥智「どろんこ祭り」。小学校の教科書で読んだ人は多いだろう。今の教科書には載っていないけれど。 なんでも小学校の教科書に恋物語が載ったのは、これが初めてだったとか。 「せっちゃんはおきゃんで、まるで男の子みたい。それにくらべてうちのさぶ…

今江祥智について何か書くのかどうか

今江祥智に傾倒するきっかけとなった決定的な作品というものは特にない。一作一作がじわりじわりと来る。そして愛読者となって何年が過ぎても、その「じわりじわり」は一作ごとに積み重なって行く。だから「おすすめの作品は」と聞かれたら「ぜんぶ読め」と…

今江祥智「ひげのあるおやじたち」問題

朝っぱらからつまらんツイートを見てしまった。 「Wikipediaを見てゲンナリ。今江祥智、解同の圧力に屈しちゃったのね、残念。」人の訃報に触れて、ろくに調べもせずに不用意な言葉でなじる無神経さには、それこそゲンナリだ。 部落解放同盟からの抗議を受け…

今江祥智死去

2015年3月20日。肝臓がんのため。83歳。

子どもの本の学校(今江祥智・田島征三)

この両人のコンビといえば。ちからたろう (むかしむかし絵本 (5))作者: いまえよしとも出版社/メーカー: ポプラ社発売日: 1967/06/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (22件) を見るひげがあろうがなかろうが作者: 今江祥智,田…

今江祥智講演 in クレヨンハウス

おっと今年は杉浦範茂氏を招いての対談。 両人とも80代なのに、かくしゃくたるもの。 ただ、能弁な今江氏が一歩退いて、朴訥とした杉浦氏が前面に出されたせいか、盛り上がりはいま一つ。 でもまあ元気な姿が見られたのでよし。

ドラマ「三国志 Three Kingdoms」

いやこれはひどい。「レッドクリフ」に負けないくらいひどい。 http://www.sangokushi-tv.com/ 予告編を観ただけでも、小物感たっぷりの武将と英雄、薄っぺらなセリフ、冗長な問答にウンザリ。 GyaOで放映された本編もつい観てしまったが、序盤の曹操と袁隗…

23年ぶりに再読・吉川英治「三国志」

23年前って何歳ですかという質問は禁止。去年の暮れから年明けにかけて再読。って5ヶ月も前じゃん。三国志 (1) (吉川英治歴史時代文庫 33)作者: 吉川英治出版社/メーカー: 講談社発売日: 1989/04/11メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 80回この商品を含む…

小宮山量平氏死去

95歳。

柴田錬三郎「三国志」

もう何ヶ月も前だが全巻を読んだ。分厚い文庫5冊。英雄ここにあり―三国志 (上) (講談社文庫)作者: 柴田錬三郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 1975/04メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る吉川三国志ではあまり描かれて…

今江祥智ここがすごい

4年も前に買った本を今頃読み始めた。まだ三分の一程度しか読んでいないが、いやもう素晴らしい。 今江祥智「ひげがあろうが なかろうが」ひげがあろうがなかろうが作者: 今江祥智,田島征三出版社/メーカー: 解放出版社発売日: 2007/12/20メディア: 単行本…

今江祥智講演 in 東京クレヨンハウス

昨年行きそびれたが今年は行けたぜ。 今年はずっと立ちっぱなしで、お元気そうに見えた。 いつと明言はしなかったが新作も発表されるようだ。

久しぶりに重松清

立て続けに読んだ。 「ビフォア・ラン」ビフォア・ラン (幻冬舎文庫)作者: 重松清出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 1998/10/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (20件) を見る「熱球」熱球 (新潮文庫)作者: 重松清出版社/メーカー:…

子どもの本の学校

クレヨンハウスでの今江祥智講演会、今年度は5月だそうです。 5月? 五月? ごがつ?

読んだ本

ここ数ヶ月に読んだ本。といってもだいぶ忘れちまった。 吉川英治「宮本武蔵」(全7巻)宮本武蔵〈1〉地の巻作者: 吉川英治出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/03/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る梨屋アリエ「夏の階段」夏の階段 (…

吉川英治「新・水滸伝」

読んだのは去年。 江國香織、梨木香歩といった、女性作家のしかもめっぽう女性的な小説ばかり読んでいた時期があり、反動で目いっぱい男くさいものが読みたくなった。 水滸伝というと、ゲームを別にすれば高校時代に横山光輝の漫画で読んだだけだった。これ…

今江祥智講演 in 東京クレヨンハウス

去年に続き今年も杖をついての登場。しかも初めて座って話し始める。膝を痛めているとのこと。御年77歳。喜寿ですよアナタ。 しかし興に乗ったのか途中から立ち上がり、結局1時間あまり立ちっ放しだったかな。 なんか健康状態レポートみたいだな。話を聞い…

梨木香歩「からくりからくさ」

だいぶ前に買ったのをやっと読む(こればっかり)。からくりからくさ (新潮文庫)作者: 梨木香歩出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2001/12/26メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 22回この商品を含むブログ (149件) を見る読みながら、あ、これ名作じゃん、と思…

重松清「いとしのヒナゴン」

このところ読んだ本を記録したりしなかったりだ。 その昔話題になったという未確認動物「ヒバゴン」騒動をモデルに書かれた物語。 この人の作品の中ではエンターテイメント色の強い部類。 同窓生の頬を張るなど、ちょっと気の強いヒロイン(狂言回し?)とか…

テレビドラマ「三国志」

中国のテレビドラマね。アチラでは原題そのまま「三国演義」となっているようだ。 何年か前に偶然BSで見かけた。張松が劉備のもてなしに感激するあたり。ドラマのテンポがゆったりしすぎてて、すぐチャンネルを変えてしまった。 GyaOで放映していると知り、…

今江祥智・訳「ぼちぼちいこか」

ふとAmazonで中古を購入。ぬふふふふふ。ぼちぼちいこか作者: マイク・セイラー,ロバート・グロスマン,今江祥智出版社/メーカー: 偕成社発売日: 1980/07メディア: 大型本購入: 4人 クリック: 69回この商品を含むブログ (54件) を見る

読書メモ

突如吉川英治「新・水滸伝」。 面白い。 結構ひどい連中が梁山泊に集まってくのがなんだか可笑しい。殺そうとしておいて相手の名前を知るやひれ伏して仲間になったり。いいのか、それで。 しかしこれだけ登場人物が多いと、人物の掘り下げが物足りなくもある…

若林健治

これ文学か? ま、いいか、本だし。 若林健治「プロレスのために日本テレビを辞めた男」プロレスのために日本テレビを辞めた男 (ブレインナビブックス)作者: 若林健治出版社/メーカー: 文苑堂発売日: 2008/12/19メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 …

佐藤多佳子「しゃべれどもしゃべれども」

勢いで本年2冊目。5年以上前に買ったのをやっと読んだ。しゃべれども しゃべれども作者: 佐藤多佳子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1997/08メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 151回この商品を含むブログ (39件) を見る仕事(落語)のスランプ、吃音、…

江國香織「神様のボート」

前にも書いたが、私は江國香織を「面白い作家」だと思う。作品がというよりも、作家の存在そのものが面白い。 江國香織は嫌いではない。しかし江國香織ファンは嫌いだ。正確には「私の想像する江國香織ファン」が。なにしろ知り合いに一人もいない。 一方こ…

今江祥智講演 in 東京クレヨンハウス

当日券の整理番号11番。その割に入場した時点で席はだいぶ埋まっていた。殆どが熱心な通年会員のようだ。 今回は珍しく古典の翻訳をプッシュ。「オズの魔法使い」(江國香織・訳)と「不思議の国のアリス」(石井睦美・訳)。 http://www.blg.co.jp/blp/ 興…