テレビドラマ「三国志」

中国のテレビドラマね。アチラでは原題そのまま「三国演義」となっているようだ。
何年か前に偶然BSで見かけた。張松劉備のもてなしに感激するあたり。ドラマのテンポがゆったりしすぎてて、すぐチャンネルを変えてしまった。
GyaOで放映していると知り、「官渡の戦い」あたりからだが観た。1.4倍速で。それでも時々まどろっこしかった。馬から降りて尋ね先の家の戸を叩いて中に入るといった一連の動作が省略一切なしで流されたりする。場面が談笑で始まることが多く、「っはっはっは」というおなじみの笑い声を聞くと「またかよ」と苦笑した。私は心の中であれを「三国志笑い」と命名したが、いまいちなので誰にも言っていない。ちなみに毎回オープニング3分のエンディング3分。これはさすがに飛ばしましたよ。
しかしドラマは当初の印象よりもずっとよかった。ミスキャストがないと評判だが、確かにその通り。諸葛亮など登場時はピンと来なかったが、回を追うごとに板について来た。名演。
劉備はいかにもさえないオッサンで、いかがなものかという気もしたが、どちらかといえば史実のイメージでのキャスティングだったのかも知れない。情けなくて哀れっぽくて、それを武器に生き抜いた人。
一番好きなキャラクターは誰かって、もちろん劉禅です。