子どもの本の学校(今江祥智・田島征三)

この両人のコンビといえば。

ちからたろう (むかしむかし絵本 (5))

ちからたろう (むかしむかし絵本 (5))

ひげがあろうがなかろうが

ひげがあろうがなかろうが

田島氏は、言うことが過激で笑いは取るのだが、朴訥とした話し方で、パフォーマンス的なけれん味が一切ない。ゆえに今ひとつテンポを欠く会話になり、途中舟をこぐ人があちこちに。こういう場でけれん味を見せたら田島征三じゃないという気もするけれど。客なしでの会話はもっと面白いんだろうな〜。
一度は絶版となった「ひげのあるおやじたち」は、「ひげがあろうがなかろうが」に併録という形で復刊している。今江氏にとって、作家人生でベスト3に入るくらいに、出せて嬉しかった本だと語っていたのが印象的だった。