ドラクエを語ってみる3

脇道それてます。

ノスタルジックに楽しむ

発売を待ちわびて買った最後のゲームソフトは1990年の「ルーンワース」(T&EソフトMSX2)にまで遡るのではないか(野心作ではあったが名作ではなかった)。以後、愛機MSX2が廃れて行くのにつれてゲームへの関心も薄れて行った。ドラクエシリーズについても、ブームが視界に入っていたのは4(1990年)まで。

それ以降は、買うゲームといえば中古品やレトロゲームの復刻版が殆ど。生まれて初めて買ったゲーム機「プレイステーション」にしても、お目当ては「ナムコミュージアム」。もはやゲームはノスタルジーの対象になり、遊ぶ時間そのものも減って行った。

ゲームというものはやり出すとなかなかやめられず、たくさん遊んだからといって満足が得られるわけでもない。そして満足できないからまた遊ぶという悪循環。距離を置くことができればそれに越したことはない。

が、不毛と知りつつもふとゲームをしたくなることがある。それで突然「水滸伝」(光栄)で遊んだり、レトロゲームの有料配信サイトで「グラディウス」をプレイしたり、人知れずハンゲームのネットRPG「チョコットランド」で遊んだりする。ひとしきり遊ぶと、またピタリと遊ばなくなり、数ヶ月ないし数年後にまた遊びたくなる。遊び出すと大抵やりすぎて後悔するが、また遊んでしまう。

これはドラクエ体験?

時折襲って来るゲーム熱。数年前、ドラクエタイプのRPGをしたくなり、ある同人ゲームをネットで発見。これ、「クローンゲーム」と呼ばれるもので、システムや音楽、グラフィックはドラクエそのまんま。著作権上は明らかにアウト。すいません、遊んじゃいました。

ドラクエ1から4のいいとこ取りのようなゲームだそうで、夢中になるということはなかったが、なかなか面白かった。先に触れた「クリムゾン」をしのぐできだったと思う。本家ドラクエと比べてどうかは知らないが、本家以上との評判も根強い。
(つづく)