全巻読みたい病

昔切れ切れに読んだことのある漫画をまるまる読みたくなる持病で、年に数回発症する。
今までに「キャプテン」「プレイボール」「巨人の星」「新・巨人の星」を買っている。
今回はこれ。古本屋で見て急に読みたくなった。
藤子・F・不二雄パーマン」文庫版全巻

パーマン (1) (小学館コロコロ文庫)

パーマン (1) (小学館コロコロ文庫)

その昔持っていた単行本第1巻に「おじさんは精神病院から脱走してきたんだね」という凄いセリフがあったのを憶えている。1960年代の作品。当然のごとく近年発刊された版ではセリフが改変されている。
「誰にも褒められない、何の得にもならない、でもがんばるぞ」といった奉仕を讃えるエピソードがある。これはこれで面白いのだが、私が読んでみたいのは、利潤を生んで事業として成立させなければ大きな社会貢献はできないという現実に直面したパーマンの苦悩を描いた物語……すいません、やっぱ読みたくないです。
いやしかしこれ、全話収録じゃないのね。ショック。うむ〜全集買うしかないのか。く、苦しい。
おっと、だいぶ前にこれも買ったな。
藤子・F・不二雄みきおとミキオタイトルしか知らなかった作品。F・不二雄にはこういう地味だけど優れた作品が多いんだなあ。