ゴールデンウィーク中あまりの暇さに部屋を片付け(片付いてません)、その勢いでMIDI機器一斉テスト。シンセサイザーはぜ〜んぶ中古で買ってるのよね。
Panasonic FM PAC
正確にはこれはMIDIではないけど、まあいいや。更に遡ればかつて主流だったPSGなんだけど、きりがないので省略。
愛機MSXパソコンに念願のFM音源が付いた。や〜嬉しかった。当時パソコンのFM音源といったら4オペレーターが当たり前だったが、これはなんと2オペレーター。それでも鳴らして遊びまくってました。騒々しくてすいませんでした。音はちゃちだったけど、発音数だけは6音+リズム音と多かった。
2オペレーターなら自分にも音色づくりできるかと思って挑戦したけど、ろくなものができず。なんで?
あ、これは新品を買いました。今持っているパソコンはFM音源内蔵なのでテストできず。
BOSS PRV-10
エフェクタですな。デジタルリバーブというやつ。高校時代に友達から買った。パソコンに繋いでちゃちな音をゴージャスにして楽しんでた。後にTX-81Zに繋ぐことに。
テスト結果
ばっちりです。
KORG M3R
初めて買った音源モジュールその1。どれを買ったものか皆目見当が付かないので友達に付き添ってもらって秋葉原のソフマップ(当時はシンセにも力を入れていた)で購入。
AIシンセシスというサンプリング系の音源。友達曰く「ピアノの音が素晴らしい」。ピアノ以外にもいい音が揃っており、ジャズ調のデモ曲にはたまげた。しかし音色が少なく(100種類くらい)、またPan設定をシーケンサー側からできないのが大きな欠点だった。
テスト結果
電源を入れたら液晶に「Battery Low」。デモ曲流したら音色が全然違う……。でもなぜかピアノソロ「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」だけはちゃんと鳴った。
マニュアル見たら、メーカーに修理に出せと。はい、ジャンク品(捨てろよ)。
YAMAHA TX-81Z
初めて買った音源モジュールその2。「これも買ったら〜?俺好きなんだよね」と友達。確かにFM音源がほしくはあったのでM3Rと一緒に購入。
う〜このゴツゴツした音、いいなあ。でもM3Rと一緒に鳴らすと音が浮くのなんの。リバーブとコーラスを繋いでも違和感抜けず。後に買ったDX21のPower Brassという音をもらって来て、アタック音なんかを調節して結構気に入ったシンセリードができたけど、他の音源と一緒に鳴らすとダメだった……。
で、これが手許にない。きっとデジマートで売れていたのだな。4オペレーターながら8種類の波形が使用可能(わかってません)という玄人好みのシンセだからして。私にとっては猫に小判。
私の場合、FM音源の音そのものが好きというよりも、憧れの音源だったというのが大きいのかも知れない。
BOSS MX-10
ミキサーでありんす。ハーフラックサイズの10チャンネル。店で見て手頃かなと思って購入。なかなかの優れものだったらしく、デジマートで売ったらえらい喜ばれた。これを売った時点で私のMIDI生活は終わってますな。
Panasonic FS-A1GT(MSX turboR)
MIDI端子内蔵という珍しいパソコン。MIDIのためにやはり中古で購入。BIT2(ビッツー)のμSIOS(ミューシオス)というソフトを使って。16ビット機のくせに、メーカーが言うにはMIDIにはちょいときつい性能だったとか。なんだそりゃ!(当時、8ビットから16ビットの時代への転換期だった。)
何年か前にFDDが動かなくなったけど、ネット上に「ベルトあげるよ」という親切な人がいて、お言葉に甘えて頂戴した。教えられるままに危なっかしい手つきでどうにか付け替え成功。
テスト結果
何年かぶりに起動してみたが異常なし。
YAMAHA TG500
サンプリング系AWM2音源のモジュール。定価15万円だったかな。一般ユーザーが使うシンセは5万円前後が普通だったから、我ながらぜいたくなものを買ったもの。中古で9万円くらいだったと思う。DX21より先に買ったか後に買ったか思い出せない。
最大発音数64で音の種類も384と充分。内蔵のデモ曲を聴いた時は、くせのない音が嬉しかったな。いかにもシンセでございという安っぽさがなかった。以後これがメイン機に。
こんな音
ピアノを筆頭にアコースティック系の音がいい。でもアコースティック系はそのまま鳴らしても面白くもなんともないんですねえ。細かな効果を加えるスキルはないから宝の持ち腐れだった。
エレキピアノや各種ベースの音も好き。エレキピアノとハープシコードをピッチをずらして重ねたり、DX系エレキベースにチョッパーベースを重ねたりして好みの音を作った。そのくせ完成した曲がうるさいだけだったのは見逃してくだせえ。
欠点はリード系。プリセット音そのものはいいのだけど、マルチだとパートごとにエフェクトがかけられない(当時はどれもそうだった)から、ディストーションギターを鳴らしてもディストーションがかかっていないとか。意味ないじゃん。
欠点といえばリズム音も。音そのものは好みだったけど軽くて軽くて。マシン側でリズム以外のパートの音量を下げて調整したけど、それでも軽かった。リズム音に関してはM3Rの方が重厚でよかったなあ。リズムマシンの購入も考えたが結局買わず。
コントロールチェンジやり放題
当時のシンセは、シーケンスソフトで音色を変えたり音を左右に振ったりしても処理が遅れて音がおかしくなるのが普通だったのに、これはそういうのがまったくなかった。ビブラフォンのグリッサンドで左から右にビョロロロロ〜ンなんてやってた。
GMがなんだ
GSはおろかGMにも対応していない。XG規格が出たのはもうちょい後。だから作ったものは家で鳴らすしかないという。カラオケと同じで、下手でもなんでも人に聴かせるから楽しいんであってねえ。熱が冷めた要因のひとつ。おとなしくGS買っとけばよかったのかも知れませんなあ。プロ向けなのか一般向けなのかはっきりしないシンセだったように思う。
テスト結果
まったく異常なし。はぅ〜ん、なんていい音。手放すのが惜しくなってしまった。でも中古屋で2万円以下で買えるんだよね。今なら大したレベルではないのだろう。
YAHAMA RX21L
リズムマシン。ラテン打楽器の音しか入ってないのをシャレで。いや、間違って買ったんだったか。やはり中古で5,000円もしなかったんじゃないかな。殆ど使わなかった。
で、これが見当たらない。捨てたのか、誰かにあげたのか、デジマートで売ったのか、どうにも思い出せない。
どうでもいいがヤマハが多いな。FM音源といえばヤマハ、そのイメージだけで買っていた気がする。当時MIDIを楽しむならローランドが無難だったのだろうけど、LA音源の印象が悪かったもので。
で、性懲りもなく――。
YAMAHA TG55
はい、TG500と同じAWM2音源のモジュール。中古で2万円くらいだったか、リード系が泣き所のTG500を補完すべく、マルチでなくプログラムやパフォーマンスで鳴らすつもりで購入。別売りの音色カードも。
結構気に入った音があったが、この頃から熱が冷め始めて結局殆ど使わんかった。なにやっとんの。
テスト結果
異常なし。音色数も結構あるし、単独でも充分楽しめるシンセなんじゃないか。
Roland CM-300
所有機唯一のGS対応モジュール。散々値崩れしたところを購入。4,000円くらいかな。雑誌の投稿データにGSのものが多かったので、それを聴くために。これで何かを作ったことはない。
LA音源独特のくせは好きになれないけど、コストパフォーマンスの高い、よくできたシンセだとは思う。(マニュアルにはGS音源なんて書いてあるけど、GSフォーマット準拠というだけであって中身はLA音源だよねえ。あの価格でPCMはないだろうし。)
テスト結果
異常なし。これだけは手許に置いておくつもり。パソコンのソフトシンセよりはずっとましな音を出す。でも市販のソフトシンセならもっといい音なのかな?
ははは、Yahoo!オークションで500円で出品されてます。