プロレスリング・ノア in ディファ有明(2.15)

まず注目はリッキー・スティムボートJrの日本デビュー戦。
180センチの父親より一回り大きい185センチと、体格は充分。
技は荒削りだが動きに切れがありセンスを感じさせる。度胸もいい。デビアスJr同様、主戦場はアメリカになるんだろか……。

ジュニア6人タッグに4人タッグは、試合内容は悪くなかったが、どちらもシリーズの前フリ的な位置付けで興醒め。青木がジュニアタッグ挑戦を表明、KENTAがリターンマッチ要求。「今正式に決定しました」ってアータね。

森嶋猛、●橋誠 vs 力皇猛、○モハメド・ヨネ

森嶋と力皇の絡みがいまいち。なんのことはない、試合後の「仕掛け」に頭が行ってて試合そのものに身が入っていなかったとみえる。
しかし力皇がヒール軍団って……。身体能力で劣る連中がこすさで立ち回るから面白いんであって(鼓太郎は面白くないが)、こすい力皇なんて見たくもない。一体どんな役回りで存在感を示すつもりなんだろう? まさか毒霧吹いたりはすまいが。

秋山準、●谷口周平 vs 杉浦貴、○潮崎豪

秋山のファイトがいつもと違った。潮崎を仮想健介とでも考えたのか、チョップやラリアットへの巧みな切り返しを何度も見せた。
谷口の奮闘も光った。元々タフで馬力のある選手。年齢的に見ても勝負の年か。ダッシュの遅さがどうにも気になるが……。


やっぱり開幕戦だからといって「次回予告」みたいな位置付けにしちゃダメよ。最終戦に期待を持たせながらも、その試合自体も完結させて楽しませる、そういう意識に欠けた選手が多すぎる。


前から気になっていたが、ノアの若いリングアナが、どうも鼻につく。下手ではないのだが、なまじ器用で「リングアナなんてこんなもんだろ」っていう意識があるように感じられて好きになれない。
全日系には原軍治、仲田龍という名リングアナがいる(いた)が、彼らに匹敵する人は現れないかなあ。