○佐野巧真、鈴木鼓太郎vs.●キース・ウォーカー、リッキー・マルビン
反目し合っている鼓太郎とマルビンのわざとらしい攻防に脱力。佐野−キースというミスマッチ対決は、佐野がキースのパワーを封じ込める展開。ソバットソバットまたソバット。う〜む。
○ＫＥＮＴＡ、石森太二vs.中嶋勝彦、●起田高志
出だしからKENTAと石森の間に不穏な空気。場内には笑い声。KENTAよ、石森よ、君らは客を笑わせたくてプロレスをしているのか？ それとも笑われたくてしているのか？
試合後の、ジョー樋口を巻き込んでのコントはまあ笑えたけれど、金出して仕事休んでまで見るようなしろものじゃない。正直もう帰っちまおうかと思った。ノア観戦はもうやめようかと思った。
試合では中嶋の力強さが際立ったが残念ながら脇役に。
で、その後受難。ちょっと笑えます。
http://ameblo.jp/hokuto-akira/day-20090506.html
金丸義信、●平柳玄藩vs.獣神サンダー・ライガー、○金本浩二
新日勢、入場時から歓迎ムード。
ノア内のエセヒール対外敵……このいびつな構図はどうだろう。恐らくチケットの売り上げが芳しくなく、テコ入れに新日にオファーを出したのだろう。
どうも新日勢が精彩を欠いているように見えたが、単に平柳の実力が極端に落ちるせいで噛み合わなかっただけかも知れない。
対抗戦ムードはなかったなあ……。
○小橋建太、伊藤旭彦vs.天山広吉、●岡田かずちか
復帰後間もない小橋は分が悪いと思いきや、むしろチョップ合戦で圧倒。あ、そうか、天山こそ病み上がりだったか。
岡田は初めて見たがいい体をしている。トップ候補と聞いているが、この日はガチガチで真価はわからず。身体能力はありそうだが、あまり器用なタイプではなさそうだし、精神的にもどうかなと思った。
伊藤も硬さがあったが、いい経験になったのではないかな。終盤岡田を仕留めるチャンスに、ドラゴンスープレックスではなく逆エビ固めを繰り出した場面が印象的だった。なりふり構わぬ姿勢がいい。
しかし岡田の粘りがあり仕留めることはできず、最後は小橋がラリアット。対抗戦というよりも若手育成マッチの様相。
○秋山準、谷口周平vs.力皇猛、●モハメド・ヨネ
秋山が日記で「（ヨネ組を）邪魔するか！」と書いていた。
秋山は勝ちに行く。あるいは引き分け狙い。それを期待した。
試合はヨネ組の奇襲で始まった。そもそも戦力的に勝るヨネ組が奇襲をかけること自体間違っているのだが……。
殆どヨネ組が二人がかりで秋山を攻撃。このまま秋山がやられたらどっちらけだぜ、と思いきや秋山がやってくれた。丸め込みでヨネをフォール。ブラボーだ。これでヨネ組の優勝の目はほぼ消滅。
試合後に秋山をいたぶるヨネ組。力皇よ、そういうコスい行為は似合わないぞ。
救出に入ったのは本田。続いては……小橋。秋山との間でタッグ結成の話が既に出ていたのだろう。
退散するヨネ。帰りしなにマイク。「今日はこのへんにしといてやるよ。」まるっきり池乃めだかです。後藤洋央紀級のバカがノアにもいた……。
バイソン・スミス、●齋藤彰俊vs.高山善廣、○杉浦貴
今後最も伸びる可能性のある杉浦が奮闘。体は小さいがまだ強くなれそうだ。
バイソンは胸骨が爆弾になっちまったなあ。それがベビーフェイス的な人気を呼んでいる面はあるにせよ、もったいない。それに、相変わらず人のよさが試合内容には悪い方向に作用している。もっとやっちゃって大丈夫だよ、ノアの選手は頑丈だから。
三沢光晴、○潮崎豪vs.佐々木健介、●森嶋猛
※三沢、潮崎組がグローバル・タッグリーグ優勝
あらら森嶋やられちゃったよ。ここは優勝しといてもらいたかったが。
潮崎は攻撃力は大したものだが……もうちょい地味な試合の積み重ねでもって、盤石のトップレスラーのイメージを確立してほしい気がする。
森嶋の正パートナーは誰になるのだろう。秋山は小橋と組むようだし、健介は毎シリーズ参戦とは行くまい。となると、近々タッグを組む杉浦あたりか。彼なら頭の回転は速いし伸び盛りだし、適任だ。
試合開始の時点で、アリーナ、１階スタンドは７割程度、２階スタンドは３割程度とさびしい客入り。だが興行的にはなかなか充実していた。
タッグリーグ戦は、前フリで失敗してると思うよ。前回の武道館大会で、わざわざ２チームを除いて発表したことで、ファンの期待感をのっけからそいでしまった。せっかく満員だったのに、何やっとんの。その後サプライズ的に２チーム（健介組と高山組）の参戦を追加発表したけど、それを知ったのは熱心に興業の様子をネットや新聞でチェックしているマニア層だけ。それじゃダメだろ。
とにもかくにも、私はまだノアから離れられそうにありまへんな〜。
