ビッグ・ジョン・テンタ

GyaOでデビュー戦を観た。当時テレビ中継でも観た記憶がある。
学生時代はアマレスで世界ジュニア選手権スーパーヘビー級チャンピオン、相撲ではなんと24戦全勝で廃業したとか。そして新日本と全日本を「天秤にかけて」全日本プロレスに入団、と。
いや強い強い。技の組み立て云々じゃなくて、もう身体能力が凄い。巨体なのに動きは軽いしパワーはウォリアーズ級かそれ以上。
しかしその後全日本ではパッとせず、移籍先のWWFではトップを張っていたとはいえ、ポジションとしてはキワモノ。なんで大成しなかったのかなあ。
素質がありすぎて、本腰を入れて取り組む気になれなかったのかも知れないな。節制もしてなさそうだったし。それもあってか2006年に42歳にして膀胱癌で逝去。


そういえば晩年のテンタを全日で見たような記憶……調べてみたら、2002年に天龍とタッグを組んでいた。見知らぬ誰かの観戦記。私も生観戦したよ……。
http://www.geocities.jp/aiteio0110/timeall/02_12_06t.html(リンク切れ)
そうか、武藤と組んだアニマル(当時42歳)がヘロヘロだったあの大会か。ケアが序盤に大ケガしたあの大会か。カシンが小笠原に「タクシー呼んでくれ」と言ったあの大会か。ジミー・ヤンなんて選手もいたなあ(現WWE)。
テンタは当時39歳。第一線でやっていておかしくない年齢だが衰えは著しく、タッグリーグ戦の優勝争いからは早々に脱落していた。パートナーの天龍が当時52歳で元気いっぱいだったのに! あ、この人と比べちゃいけませんね、すいません。