プロレスリング・ノア in 武道館

最初の3試合はよくも悪くも前座らしい試合。その後のヒートアップを考えれば狙いとしては間違っていなかったわけか。全体としてはいい興行だった。

秋山&青木&リチャーズvs.齋藤&ヨネ&マルビ

注目は低迷しているヨネの、秋山との絡み。
激しく殴る蹴る殴る。一度は張り手で秋山を伸ばしてしまう。秋山の報復も凄い。チンロックも花道ダッシュもなし。試合をぶち壊しかねないヨネのやり方は、わがままと言われても仕方のないものだったが、今回はいいんじゃないかね。他の選手が割りを食ってしまうだけに、せめて4人タッグだったらとは思ったけれど。
で、ヨネのコメントに対してオアシスはもう揚げ足取りばかりで「何を言っても文句を言う」状態。最近はヨネの試合よりそっちにうんざりだ。脇から「どうせ無理」とか言ってるやつは最低。
オアシスといえば、「APPY」って、ちょっと前の「いっき」、つまりかつての「こゆき」ちゃんのような気がする。

三沢&丸藤&杉浦vs.小橋&高山&中嶋

高山が早々に小橋にちょっかいを出して仲間割れ。何がしたいのかよくわからんかった。三沢組はそれこそ割食っちゃったな。今回の高山は滑り気味。
「向こうが組んで下さいと言って来たらまた組んでもいい」ったって、小橋にシングル全敗の高山が言うのはなあ。

KENTAvs.健介

序盤のラリアットと鉄柵攻撃で動きが止まり、そのままこれといったうねりもなく、予想以上のワンサイドに。くやしかろ。

金丸vs.石森

博多大会ではセコンド介入絡みでタイトルが移動したそうな。すっかり学芸集団になってしまったノアのジュニアへの関心ガタ落ち。
この日はどちらが勝つかよりも、やっぱまたセコンド介入あんのかね〜といううんざり気分が先に立って集中できなかった。介入なかったけど。
石森が肩にテーピング。かなり痛そうにしていた。ただでさえ実力差があるところへあの怪我は痛い。凡戦。

森嶋vs.力皇

こちらは期待通り。日本人の巨漢対決。名勝負とまでは行かずとも、短い時間に凝縮された肉弾戦を堪能。ただ、代わり番こにラリアットやタックルを打ち合う場面がちと多すぎたように思う。変に駆け引きはしてほしくないけど、次に何やるかわかっちゃうと、それもちょっと。
これが80年代なら両者がバテ始めたところで場外戦→両者リングアウトとなってもおかしくなかったところだが、完璧なバックドロップで森嶋防衛。次の相手は佐々木健介だそうで。