プロレスリング・ノア in 日本武道館(3.2)

今頃観戦記。いやメモ帳には書いてたんだけど。
無駄に長い典型的な「ノアの前座試合」のない締まりのある興行。
第1試合が若手同士のシングルというのがまたいいじゃないか。内容はよくても悪くてもいい。レスラーの成長を何年もかけて見るのもプロレス観戦の大きな楽しみなのだ。

ヨネ&太田vs.金丸&谷口

殊勲は金丸。ヨネのチンロック&四方顔見せショーを阻止した一点のみで。ヨネ殆ど出番なし。

秋山&力皇vs.齋藤&井上

力皇復帰後初の武道館。変に斜に構えたりしない剛直なムードが心地よい。好きだな、この人。まだ本調子ではなさそうだがタッグリーグ戦にも出場するとのこと。
しかしあれだけ長く休んでも腕のサポーターは取れないねえ(欠場理由は頚椎損傷)。よほど悪いのだろう。なんとも痛々しい。せめてサポーターの色を黒にしてはどうか。

小橋&本田&KENTAvs.高山&佐野&青木

高山が小橋を仕留めに行ったのがいい。小橋はチョップを打ち込むばかりでなく、そろそろ攻防の妙でもって復活を印象付ける場面がほしい。ちと気が早いかな。元々は6人中最もスタミナのある小橋だが、まだまだへばるのが早い。とはいえ試合後もしっかり乱闘しちょりましたが。

三沢vs.森嶋

三沢のエルボーの音が明らかにいつもと違うんですけど。すごく痛そうなんですけど。
他に三沢の出した技といえばエルボースイシーダセントーン、あとはエプロンやコーナーポストを利用してのエメラルド・フロウジョンくらい。タイガードライバーや変形エメラルドは不発。要するにエルボーエルボーまたエルボー。
森嶋はラリアットを何発打ったことだろう。三沢がまたよけないんだ、まるっきり。受け身は相変わらず完璧なんだが、さすがにあれだけ食らえばね。
最後はラリアットからバックドロップ。試合後ずっと横たわったままの三沢の姿に、三沢の歴史が凝縮されている気がした。
戴冠以来、悲惨な体調で過ごしてきた三沢には1シリーズくらい休養をと言いたいところだが、次期シリーズのタッグリーグ戦にも参加するそうで。