劣等生がレクチャーを始めた

基礎レベルの勉強の担当初日。
基本テキストのしかも序盤の課だから内容はとにかく易しい。
ところが、海外経験も豊富で会話もかなりできる人達が意外に苦戦した。
たとえばser動詞でeresが出て来ない。「中南米では聞いたことないなあ。」


そして指示代名詞、指示形容詞をきちんと把握している人はいなかった。
英語でいうthis, that, it, these, those, theyが、スペイン語では単純に数えて15個、アクセント記号の付く付かないも区別すれば27個ある。


ペラペラとまでは行かずとも、結構会話のできる人達でもこういうところには戸惑いを見せるというのは興味深い。


私は性格的に、こういう土台をある程度整理しないと先へ進めない。
それもあって出した希望が通って始まった試みだが、会話中級者(それ以上?)の方々に思った以上に歓迎された。
という嬉しい誤算とは裏腹に、持ち時間内に思ったよりも進めないという嬉しくない誤算も。私のスペイン語検定試験挑戦に合わせて進めるという狙いはちょっと無理があるかも知れない。