アルベルト城間ライブ?

都内某所。バンドOLIOLIによるライブ。そこにアルベルト城間がゲスト参加、とまたもほぼ同じ書き出し。
前から気になっていたのだが、OLIOLIのドラム。これがもううるさいのなんの。ロックかと思うほどガンガン叩く(ハワイアン&ラテンです)。特に一定のテンポで延々カウベルを鳴らされると、その度に頭を内側から叩かれたみたいな気がして、しまいには頭がガンガンして来る。
前座でそれをやるだけなら別にいいんだ。50歳を過ぎて再結成という、半分道楽でやっているようなバンド。その程度のことはご愛敬で済まされる。
しか〜し、プロ中のプロ、アルベルトが登場しても同じことをやるんだこれが。しか〜も、ドラマーの出番でない曲の間も、ずっとドラムの前に座って、叩きたくなるとガンガン叩く。ライブに貢献するどころが浮きまくってぶち壊し。それでいて本人はさも楽しそうなのだから始末に負えない。他のメンバーは「我々は前座」という自覚を持っていて、アルベルトに呼ばれない限りは音を出さないのだが。
そしてラスト。
「一人でやります」とアルベルト。前の曲で共演した一人であるベーシスト氏が、アルベルトの言葉を(独特のイントネーションのせいか)聞き取れなかったらしく「え?」と聞き返した。
「一人でやります」ともう一度アルベルト。ベーシスト氏ナイス!
席を離れるベーシストとピアニスト。
曲は前回のラストと同じ「コンドルは飛んで行く」。
これまではドラマーの暴走で散々だったが、ようやく心おきなく聴けるぜ。ん〜絶品。
と思いきや、曲の後半にまた始まった……。ドラマー最後まで大暴れ。わかってねえ。とことんわかってねえ。
12,000円のチャージの見返りがこれかい。そこからあのドラマーのギャラも出てるんかい。
まあ次回も行きますが。だって首都圏じゃアルベルトのライブってここでしかやってないんだもん。
う〜まだ頭がガンガンしてるぜ。

ライブ後

というダメージはさておいて、ライブ後にアルベルトとワインで乾杯。
この日歌われた「人生よありがとう」の歌詞の話に始まり、チリの弾圧政治の話に。いえ、私はヘーヘーホーと感心して聞くばかりですが。アルベルトという人、濃厚な音楽談義や深刻な世界情勢に話題が自然と流れて行くことが多い。真面目腐ったうんちく話風ではなく、ごくごく自然に話す。もちろん話は面白い。
常に気配りを忘れない人だから執拗に語るということは決してしないのだが、そこをうまくタガを外して一席ぶってもらったら、これは見ものではなかろうか。何か方法はないものか。

客のマナー

今回は前の方の席に座れたので私はあまり気にならなかったが、やはりライブ中の客のおしゃべりは相変わらずだったらしい。どうにかならんもんかね。