日系ペルー人3世のアルベルトと、日系アルゼンチン人2世のクラウディアの共演。場所は「晴れたら空に豆まいて」。
今日のビックリはピアノ&アコーディオンの鶴来正基。この人の伴奏が実によかった。優れた伴奏者を得たアルベルトもなんだか生き生きして見えた。
一方、先日のNHKでボロボロの歌唱を披露したクラウディアの真価やいかに、とこれまた注目したが、印象は特に変わらず。
緊張で声が震えるというのはプロとしてどうかと思うし、緊張が解けたかに見えた後半でさえ「カラオケ自慢」の域を出ない歌唱。打楽器の腕前も「ない方がマシ」と言いたくなる水準。「アルフォンシーナと海」が聴けたのは望外だったが、この曲の持つ身がすくむような哀しさがまるで感じられない。音感、リズム感、そしてそもそもの音楽的感性、いずれも突出したものがあるとは思えなかった。
終盤のジプシー・キングスのメドレーはアルベルトの独擅場。相変わらず絶品。
アルベルトは、曲によっては珍しくチャランゴを手にしていた。中南米の楽器もライブにどんどこ取り入れてほしいところ。
10月にも同じメンバーでライブを行うとのこと。ん〜行っちゃおうかな。どうしようかな。この店は椅子堅い尻痛いで結構疲れる。