プロレスリング・ノア in ディファ有明

クリスマス興行に初めて行ってみた。全25試合。ぎゃははは。
32人参加のトーナメントは、引き分けの場合は5人の審査員(ファン)による判定で勝者を決めるルール。
プロレスリング・ノア「ザ・トーナメント’08」〜クリスマスだョ! 全員出場〜

<第1試合 タッグマッチ 20分1本勝負>

平柳玄藩太田一平(20分時間切れ引き分け)起田高志、△宮原健斗
取り立てて見るべきところのない凡戦。平柳も所々でいい味を出してはいたが、試合の組み立てそのものはまだまだ。

<第2試合 トーナメント1回戦 10分1本勝負>

○力皇 猛(8分34秒 ラリアット→体固め)●青木篤志
無難に料理。力皇は攻めにメリハリが出て来ているな。願わくばこれを20代で身に付けてほしかったが……。

<第3試合 トーナメント1回戦 10分1本勝負>

川畑輝鎮(10時間切れ引き分け ※判定5−0)○石森太二
石森が攻める時間が長かった。人気を差し引いても妥当な判定かな。

<第4試合 トーナメント1回戦 10分1本勝負>

○秋山 準(10分時間切れ引き分け ※判定5−0)●本田多聞
入場時にプレゼントを配って審査員を買収する秋山。しかし試合は大真面目。
秋山があえて本田の土俵で戦った感があるが(といってもどちらもアマレス出身だが)、それでも秋山が終始攻勢。

<第5試合 トーナメント1回戦 10分1本勝負>

佐野巧真(7分10秒 北斗ボム→体固め)●谷口周平
佐野は谷口復帰戦の相手として適任とは言い難いが、とりあえず谷口は元気そうでなにより。

<第6試合 トーナメント1回戦 10分1本勝負>

三沢光晴(10分時間切れ引き分け ※判定4−1)○杉浦 貴
2度にわたりリング外に出ては客席に座ってカウント19まで休む三沢。判定で杉浦が勝利。マットを叩いて悔しがる三沢……。笑いのツボとしては、ここは三沢に勝たせる場面だろう!

<第7試合 トーナメント1回戦 10分1本勝負>

高山善廣(4分17秒 胴絞めスリーパーホールド)●橋 誠
トナカイの仮装で戦う橋。あっさり敗北。

<第8試合 トーナメント1回戦 10分1本勝負>

金丸義信(10分時間切れ引き分け ※判定5−0)●中嶋勝彦
攻めまくる中嶋、受ける金丸。介入する平柳も中嶋が蹴散らす。
この内容で満票で金丸勝利はないだろうに。まあ「好きな選手に投票」でいいんだけどね。

<第9試合 トーナメント1回戦 10分1本勝負>

志賀賢太郎(10分時間切れ引き分け ※判定4−1)○井上雅央
志賀が妙な装備で入場。でっかい機械を背負ったまま試合をしようとする。受けた。
判定はまあどっちでもいいか〜という試合。

<第10試合 トーナメント1回戦 10分1本勝負>

齋藤彰俊(8分26秒 反則負け)●鈴木鼓太郎
※毒霧がレフェリーを直撃
齋藤、時折笑いを取るがおとなしめ。明日にかけるのかと思えば……。

<第11試合 トーナメント1回戦 10分1本勝負>

○KENTA(10分時間切れ引き分け ※判定4−1)●田上 明
内容は殆ど田上のワンサイド。思った以上にKENTAいいとこなし。それでもKENTAの判定勝ち。

<第12試合 トーナメント1回戦 10分1本勝負>

百田光雄(3分04秒 横入り式回転エビ固め)○リッキー・マルビ
判定に持ち込まれたら勝ち目はないと踏んだか、マルビンが短時間で丸め込む。

<第13試合 トーナメント1回戦 10分1本勝負>

モハメド ヨネ(5分22秒 後頭部へのキック→片エビ固め)●伊藤旭彦
……前にも同じことを書いた気がするが、若手相手に何やってんだ、ヨネは。頭を何発も蹴ってKO。

<第14試合 トーナメント1回戦 10分1本勝負>

丸藤正道(10分時間切れ引き分け ※判定3−2)○小川良成
内容的には小川やや攻勢か。判定も僅差で小川。

<第15試合 トーナメント1回戦 10分1本勝負>

●森嶋 猛(10分時間切れ引き分け ※判定5−0)○潮崎 豪
……うさんくさい体になったなあ、潮崎。どうも新日の後藤や棚橋と同じ匂いが。
内容的には一進一退と言っていいかな。判定は満票で潮崎でしたが。

<第16試合 トーナメント1回戦 10分1本勝負>

佐々木健介(4分17秒 北斗ボム→体固め)●菊地 毅
ゴツゴツした打撃戦。この二人なら当然こういう試合になりますな。「工夫をしろ」と言うのも違う気がするし、かといってこの試合に満足というわけでもなく……う〜ん。

<第17試合 トーナメント1回戦 10分1本勝負>

泉田純至(8分56秒 ラリアット→体固め)●菊タロー
まあ面白かったかな。試合後、菊タローが自分の団体のディファ興行を宣伝してた。なるほど、それで。

<第18試合 トーナメント2回戦 10分1本勝負>

○力皇 猛(3分22秒 ダイビングボディプレス→体固め)●石森太二
力皇は小兵相手に2試合ともきちんと存在感を示していた。だからこういうのを20代の頃に……。

<第19試合 トーナメント2回戦 10分1本勝負>

佐野巧真(8分20秒 両者リングアウト ※判定4−1)●秋山 準
この対戦じゃあ秋山が受ける図式になりますわな。手数で佐野勝利もやむなし。
しかし佐野は誰と試合しても同じ内容だなあ。

<第20試合 トーナメント2回戦 10分1本勝負>

高山善廣(2分32秒 首取り片エビ固め)●杉浦 貴
激しい肉弾戦の末に丸め込み。そう来たか。

<第21試合 トーナメント2回戦 10分1本勝負>

井上雅央(10分時間切れ引き分け ※判定4−1)●金丸義信
終盤、鼓太郎がエプロンから雅央に毒霧→金丸すかさずスクールボーイ。カウント2で返す雅央。って、返すのかい!
介入して引き分けるヒール軍団……。
判定で雅央勝利。しかしこれ、審査員が赤と青を間違えていた節がある。

<第22試合 トーナメント2回戦 10分1本勝負>

齋藤彰俊(10分時間切れ引き分け ※判定4−1)●KENTA
齋藤の入場でなぜか田上のテーマ曲。スタッフのミスかと思いきや、齋藤が田上の仮装で登場。
判定の結果は当然齋藤勝利。ヤラレたぜ。

<第23試合 トーナメント2回戦 10分1本勝負>

モハメド ヨネ(5分33秒 ラリアット→片エビ固め)●リッキー・マルビ
ヨネの勝ち。以上。

<第24試合 トーナメント2回戦 10分1本勝負>

○潮崎 豪(1分16秒 ゴーフラッシャー→エビ固め)●小川良成
潮崎は小川のこと嫌いなんだろうなあ、と思わせる一戦。
潮崎の成長度はよくわかんなかった。スタンドの力強さは前からあったし。

<第25試合 トーナメント2回戦 10分1本勝負>

佐々木健介(4分56秒 ラリアット→体固め)●泉田純至
菊地戦とまあ一緒かな。大型の泉田とのぶつかり合いはそれなりに迫力はあったが……。
健介も誰と試合しても同じ内容だなあ。


全試合終了後は、恒例のビデオ上映。
飲み屋で平柳が女の子に惚れられるという設定のドッキリ。
二人でホテル街へ行ったところでタネ明かし。
笑えません。
男の浅ましさ全開で吐き気がしました。
こんなバカ応援したいと思うか?


続いては、知らない曲を選手が順繰りに歌う映像。最後の小橋のカメラ目線に爆笑。横顔から、キッとカメラに向かうの。


8年ぶりのディファ有明は、座席がかなり改良されていて見やすかった。トイレも広く、後楽園ホールよりずっと快適だ。これでもちと電車賃が安ければねえ。
15時開始で、2度の休憩を挟んで終了は21時。たまにはこういうのもいいかな。