終わってからだいぶ経ってしまったな。毎回感想を書かずにいたのは、そんなに熱心に観ていなかったからで、見逃した回もいくつかある。でも尻上がりに面白くはなったな。
最終回の答辞はねえ。3B全員が壇上に上がってひとりひとりが「私は○○を学びました」と感謝の言葉を言うという趣向。なんか体がムズムズしていたたまれなかった。最後の「贈る言葉」もちと苦手。
Wikipediaを見たところ、今シリーズに限って視聴率が殆ど一桁と、えらい低調だったようだ。私も何話か見逃してしまったしな。
冷えた親子関係にも最後には救いが見出されるというパターンは、今シリーズでも踏襲されている。とことんダメな親というのも現実にはいるわけだけど、作り手としてはそうと知っててあえて出さないってことかなあ。
森月美香の両親の描写は食い足りなかった。「いつも他の男と会っている母」が、いつの間にか娘に親身になっているとか(見逃した回に何かあった?)、父親は娘にろくに構わないくせに進路だけは指図するとか、行動原理がどうもわからん。
それから校長だよ。前シリーズまでの千田校長と同じタイプ、つまり「生徒より学校の評価、自分の評価」なんだが、そこを突かずに最後は「意見は合わないが、あなた(金八先生)の力が桜中学には必要だ」なんてきれいごとで畳んじゃってる。きちんとやっつけろ、というよりも、こんなキャラ作るなと思う。
乾先生は第1シリーズからの人だから思い入れはあるけど、第5シリーズ以降は何のためにいるのかよくわからない。ただの金八シンパだもの。保身との板挟みに揺れる北先生の方がよほど存在感がある。もっと違った位置付けにできないものかしら。
矢沢先生(英語)の身の上って明かされたのかな。ニヒルで厭味で、でも実はいいとこあるじゃんキャラ。離婚した親への憤りを露にし、片親の生徒に肩入れする。これまた見逃した回が気になる。
保健室の本田先生は相変わらず存在感ないなあ。考えてみると、生徒と密に関わったことないよな。天路先生(倍賞美津子)は「15歳の母」で重要キャラだった。その違いか。