松田美緒 in 六本木

仕事の出先から六本木に直行。15時20分到着。開場まで3時間かよ!
だが今年の私は違う。B5ノートパソコンで時間を潰すのだ。もちろん仕事だよ仕事信じてくれよ。
六本木ヒルズにはあつらえ向きの店が見当たらず、周辺を歩き回って探す。30分探した挙句、結局ヒルズそばのPandoraなるけえき屋さんに。もちっと雑然とした店の方がよかったが六本木周辺の店の少ないこと。
いや〜しかしネットに繋がっていないパソコンだと仕事のはかどること。←こういう輩が日本の経済成長を遅らせているのだな。


ライブである。
松田美緒(Vo)加々美淳(G)川瀬真司(G)山田裕(7弦ギター)福和誠司(Per)
ペインティング:ヴァルデレード・デ・オリヴェイラ
近々ブラジルに「修行の旅」に行くそうで、これが渡伯前最後のライブ。
ギター3人(+パーカッション)という面白い編成。曲によって7弦ギターや12弦が入る。
この日の3人のギタリストの共演は初めてかどうか知らないが息はピッタリのように聴こえた。歌も好調。曲間のトークでは、返事に困る話の振り方で伴奏者を度々凍らせ、これまたある意味絶好調。
第一部終了後のインターバルよりライブペインティングなるものが始まる。大きな縦長のキャンバスに背景を塗り塗りしている間は目を向ける聴衆は少ない。淡々と塗り進む。
背景が描き上がった頃にミュージシャンが再び登場。松田美緒の朗読をバックに、人魚らしき絵が描き入れられる。歌、朗読、歌、朗読と続けられる間に絵の密度が増して行く。終盤は美緒さんの腕にもペイント。幕間のイベントというより三部構成といった趣。
アンコール曲「SAIKO」では画家のオリヴェイラが再度登場。ミュージシャンの顔にペイントして歩く。美緒さんがオリヴェイラの顔に描く一幕も。その美緒さん、サビのところで場内を歩き回り、前列の聴衆ひとりひとりにマイクを向けて歌を促す。終演。いいライブだった。
前から感じていたが、松田美緒という人は役者の才能もかなりあるんじゃないか。そういう方面からお呼びがかかるのもそう遠い日のことではないような気がする。