アルベルト・シロマ ライブ in 舞浜

舞浜ってディズニーランドのあるところだったんですねえ。知らんかった。「舞浜のライブ行くでしょ?」と聞かれ、「え〜舞浜って京都でしょ〜遠いよ〜」なんて思っていたのは誰にも言えない秘密。そりゃ舞鶴じゃ!
ライブ会場はその舞浜のクラブイクスピアリ
19日にソロライブ、20日ディアマンテスのライブ。迷った。
雰囲気はソロライブが好き。レパートリーは圧倒的にディアマンテスが好き。時間的にはソロが好都合。チケットはディアマンテスが安い。結局19日のソロへ。
ところで、今回のライブでも芸名は「アルベルト・シロマ」。一時期はソロでは「アルベルト」としていた。彼の生い立ちを象徴してもいる本名(アルベルト城間)をわざわざ引っ込めてしまうことに疑問を感じていたので、近年の方針転換(なのかな?)は嬉しい限り。
ピアノ(or キーボード)、ベース(or 持ち替え色々)、パーカッションという編成。私が目にするのは初めてだが、最近はずっとこの編成だとか。かつてのエレキギターウッドベース、パーカッションという「暫定」の印象の拭えなかった頃より明らかにレベルアップしている。
久しぶりに(私の)ツボにはまったライブ。7月のライブでも感じたが、カバー曲におけるアルベルトの歌の密度が以前とは違う。と思う。舞浜は遠かったが行った甲斐があった。本年のベストライブ。
ライブ後はその辺の店で「ドラえもんTシャツがほしい」と駄々をこねて帰りました。ウソ。


翌日、いつかの松田美緒のライブを思い出した。そうだ、3月の横浜でのライブだ。
この日はピアノ(黒田京子)、パーカッション(ヤヒロトモヒロ)という編成。アルベルトのソロライブとそっくりだ。しかし印象はまったく違っていた。
松田美緒のライブは、3人の才能のぶつかり合い。一方、アルベルトのライブは、あくまでアルベルトを頂点に、伴奏はサポート役。何が飛び出すかわからないといったスリルとは無縁。無論これは「できない」のでなく「やらない」だけ。
松田美緒もそうだが、アルベルトも即興でいくらでも歌えてしまう人。(いつだったかの山下洋輔とのセッションはすごかった……。)今回のような穏やかなライブもいいけれど、聴衆の口をアングリとさせてしまうようなスリリングなライブも見てみたいものだ。