前回にも増して雑なストーリー。今回はひとつひとつ指摘することもなかろう。面白いことは面白かったが。
「あんな親父でも親だから」とは伸太郎の言葉。バカ親にもしっかり救いを残している。それはそれでいいと思うが、本当に救いようのない親を持った子の姿もいつか描いてほしいと思う。親との断絶によってのみ生きる道を見出せる人間も世の中にはたくさんいるだろうから。
しかし学級委員（シマケン）の役作りはかなりテキトーに見える。心情がまるで伝わって来ないのは役者のせいではないだろう。前シリーズのハセケンに通じるものが。
伸太郎の両親を金八先生が一喝する最後の場面はちょっとよかった。こうしたおなじみの場面が好きか嫌いかで、このドラマの好き嫌いが決まるのではなかろうか。
しゅうの覚醒剤中毒に感付く舞子。スムーズに金八先生に知らせられるのかどうか。
