最終回「25年目の贈る言葉」

乙女嬢が北海道行きを思い留まった理由がいつの間にか変わってる。「(父さんのために残ると)勘違いしてる」って、アンタそう言ったろうに! だがその理由は真っ当だ。私も就職の内定を蹴ったことはないしな。就職難で1社しか内定くれなかったし。
恒例アドリブ答辞。指名を受けたのはもちろん車掌。じゃなかった伸太郎。滑らかすぎる鶴本直の答辞とは違い、言葉を探す時のぎこちなさまで表現されてリアリティ1ランクアップ。卒業生全員を立たせてお礼まで言わせたのはやりすぎだと思ったが。個人的な話満載でA組C組の生徒達はわけがわからなかったにちがいない。
しゅうの卒業式出席ならず。出席もアリだと思っていたが、たかをくくる視聴者の裏をかこうという製作側のスケベ心もあったのでは。あそこまで好意的な言葉をしゅうにかけた挙句に送致を言い渡す裁判官が素敵だ。
金八先生辞意撤回。辞める必然性は見えないし、他の結論はあり得なかったろう。結局何だったんだろう。
ソーラン節を始める時、彼らはなぜ向こうから歩いて来たのか。
最終話はそれほど不満は残らなかった。

さようなら私の金八先生―25年目の卒業

さようなら私の金八先生―25年目の卒業