昔話限定で結構見てます。
ファン時代は大洋一筋だったがYouTubeを色々と観て回り、とりわけ人間的に素晴らしいなと感じたのは江川卓、掛布雅之、田尾安志の３人。
高木豊
開設当初は面白くない漫才コンビを起用し面白くない企画を連発して低迷。
ところが野村弘樹を招いて対談をしたところ、これが大当たり。「シンプルな野球談議が一番ウケる」と悟り、路線が固まる。以降、追随者が続々と現れる。
現役時代の彼の態度は偉そうに見えて好きではなかったが、これは私の誤解で実は「飾らない人」とわかり印象がガラリと変わった。
威張り散らさず情に厚い。トレードで大洋に来た木田は「豊さんが一番話しやすかった」、ポンセは「彼が最初に自分に話しかけてくれた」と感謝を語る。
最近は昔話が減ってしまい、あまり観ていない。加えて、アシスタントの女性アナウンサーが苦手。話し方や言葉使いにいちいち苛ついてしまうので過去の動画を観返すことも少ない。
高橋慶彦
現役時代はパワハラの権化のような人だったようで、ゲストを招いては「あの時はゴメン」と謝るのがテンプレート。
人間味はあるし憎まれてはいないようだ。「ヨロピコ」はどうかと思うがチャンネル自体は面白い。
ゲストは広島OBが多いが、異色は屋鋪要ゲスト回。知る人ぞ知る「ホテル襲撃事件」を振り返る。
屋鋪のラフプレーに怒る慶彦。かたや年下でありながら逆に挑発する屋鋪の気の強さ。トークでは双方が謝るというまさかの展開。
youtu.be
アシスタントはご友人だろうか、嫌な感じはしないが喋り方が滅法汚い。
新しいゲスト登場の度に「神回」と書くのもやめてほしい。
デーブ大久保
弁が立つことで有名らしい。現役時代をあまり知らないので思い入れはないが、確かに話がうまい。
ゲストの話にいちいち大袈裟に笑うリアクションがくどいなと思うが、年の離れたゲストに対してもそうやって話を面白がって見せるおかげで、いい雰囲気でトークが進むのは確か。
江川卓
思い出話だけでなくうんちくも抜群に面白い。
これほどのインテリならば入団の経緯を別にしてもチーム内では異色の存在だったことだろう。
江川の好きな人がゲストに来ると茶々入れがすぎて話が進まなくなるのが難点だが、それも照れ屋の江川らしい。
惜しむらくはアシスタント氏。上品な語り口はチャンネルのカラーに合っているが、尻すぼみな話し方が聞き取りにくく、えれぇストレス。
槙原寛己
新人王の年以外はあまり印象に残っていない選手だが、完全試合は言うに及ばず二桁勝利８回はすごいじゃないの。
驚かされたのはキャラクター。喋っているところをまったく見たことがなかったが、喋りの面白さにかけては球界屈指だそう。
現役時代は江川に可愛がられたそうだが、性格が穏やかで頭がいいという共通点からウマが合ったのだろう。
岡崎郁
現役時代の印象は薄いが、理論家かつユーモリスト。彼も江川に大層気に入られていたそうだが、なるほど気が合うわけである。
江本孟紀
癖の強い解説には賛否あるようだがさすが喋りは面白い。
現役時代は見ておらず、小中学生の頃に著書をよく読んでいた。面白くはあったが知らなくていいような下世話な話も多く、子供時代に読んでよかったのかどうかはわからない。
