上野のマダムと待ち合わせ。考えてみれば、まだ正式な呼び名を決めていませんでしたね。ゼミの五期生ですから「ゴキブリマダム」ってどうですか?
殴ることないじゃないですか。
わかりました。先日のOB会で教授の背中を踏みつけた功績を讃えて「踏みつけマダム」としましょう。
私を踏むことないじゃないですか。
場所
銀座→新橋
メンバー
大学のセンパイ
人数(自分含む)
2名
酔い加減
D:ほろ酔い第2段階
所見
銀座の安くておいしい和風居酒屋をマダムに教えてもらう。店は広いが席の配置にゆとりがあって騒々しくない。気に入った。黒龍があるのがまた嬉しいじゃないか。天狗舞はちょっとくせがあって苦手かな(というより純米酒が苦手なだけかも)。
2軒目のシェリーバーは二人とも初めて(ぐるなびで発掘)だったが、これまた当たり。シェリー酒は甘いのと甘くないのがあるのね。シェリースプリッツァは甘いシェリーで作った方が好みかも。
気付いてみたら0時を回ってました。電車は横浜止まり。あとは深夜急行バス。
と、例によって冒険心を起こし、自宅までウォーキング。
あの、6キロの道のりの半分も行かないうちに“もよおす”のは寒さのせいでしょうか、それとも年のせいでしょうか。
コンビニはねえ、バイト経験のある者としては、客用でないトイレを客に貸すのは防犯上好ましくないのを知っているから貸してくれとも言いにくい。
で、結局がんばる。5キロ地点の工事事務所のトイレまでの辛抱だ。「いよいよやばい」と感じてからも結構我慢できるものだと妙なことに感心しつつ歩く。
ほっ、着いた。
あれ。
事務所もトイレもないです。工事終わりましたかそうですか。
「便意」との戦いには、もう生きるか死ぬかという感覚に近い切迫感があるが、「尿意」の場合は人としての尊厳に関わるというのか、その戦いにはある種哲学的な匂いがあるように思われる。
いずれにしても歩行に支障が出るまで我慢したのは初めてのような気がする。かくして私の人としての尊厳は保たれた。