巨人の星

フレッツ・スクウェアの5話無料配信に触発されてオークションで購入。原作はまったく読んだことがなかった。

いや毎回毎回よくお泣きになること。同時代の「あしたのジョー」との違いをよく言われるが、確かに違う。「巨人の星」は笑ってしまう。
左門の女性人気のなさがちょっとツボにはまる。ひとりくらい熱烈な女性ファンをこしらえてやってよ原作者!
で、テレビで観たはずなのに殆ど記憶に残っていない終盤(しかも原作とだいぶ違っていたらしい)。な、なんですかこの陰鬱さは。後味わるっ。読み終えてどよ〜んとした疲れが残った。
続編を暗示しているように見えなくもなかったが、続編「新・巨人の星」の連載までかなり間が空いているから、その構想はなかったかも。続編も読んでみるかな。
しっかし、絵がひどいなあ。投球フォームや打撃フォームが見事なへっぴり腰で、これじゃ前に飛ばんだろうと。川崎のぼるは野球を知らなかったそうな。それで自己流で通してしまうのもすごいといえばすごい。なまじきちんと描いていたら却って味気なくなっていたかも知れない。