津森あかねライブ

10月26日。ポルトガル料理店「ぺてぃすこす」で15席限定のライブ。店に入って最初に見る顔がミュージシャン達。入口をくぐった場所がステージとして使われるから。
ワインを飲みつつ知ってる人と話したり知らない人と話したりミュージシャンと話したり、そうこうするうちに開演。
幕が上がる。ウソ。幕はない。
ファディスタ(歌手)にスポットライトが当たる。ウソ。スポットライトはない。
マイク片手におもむろに唄い始める。ウソ。マイクはない。
ファディスタから一番近い客まで、その距離50センチ足らず。ポルトガルのファドハウスもこんな感じだとか。
ファーストステージが終わる。
ミュージシャンが舞台袖に消える。ウソ。袖はない。そのまま同じ場所に座っている。
セカンドステージの打ち合わせをしたり、客の会話の輪に加わったり。
セカンドステージ。カーテンコール。ウソ。カーテンはない。
アンコール曲が唄われ終演。
公演後はミュージシャンも加わって飲み食い。終電間際に散会。
料理、ワイン、音楽、歓談。どれも過不足なく楽しめるという点ではぺてぃすこすが一番かな。ライブハウスだと、どうしても音楽、音楽になる。かといってディナーショーは高い。という点でもぺてぃすこすのライブは貴重だ。
いっそ料理を増やして料金をワイン代込みにしてディナーショーにしちゃっても面白いかも。どの道結構飲むんだし。
はっ、音楽のことをさっぱり書いてない。そのままキャリア積んで下さい。というのは褒め言葉になるのだろうか。褒めている津森じゃなくて褒めているつもり。
伴奏のEsquina do Somもえらいうまいんだそうです。だそうですというのも随分な言いようですが、うまいんだそうです。みんなそう言います。http://esquina-web.com/