未来少年コナン

リアルタイムで観たアニメ。全話きっちり観たわけではなかったが、やたらめったら面白かったのだけは憶えていた。大学時代にレンタルビデオで借りてようやく全話制覇。今度のYahooでの配信では改めて観ることもあるまいと思っていたが結局観ている。
テレビアニメの最高峰だなと改めて思う。(試しに「テレビアニメの最高峰」で検索したら「あしたのジョー」がヒット。)
コナンはNHKだからできたと宮崎駿は言う。テレビアニメといえば静止画を多用して制作のコストと期間を抑えるのが当たり前。ところがコナンは1話作るのに10日から半月かかっていたという。制作が間に合わない時は特番で繋ぐ。全26話の制作期間が15ヶ月って、おい。NHK初のアニメということでやりたい放題やれた面もあったのかも知れない。その後NHKはアニメとは時間のかかるものと学習したのか、数年後に放映された「名犬ジョリィ」は最初の10分くらいは前話のダイジェストだったのを憶えている。(主人公の声優はコナンと同じく小原乃梨子だ。)


それにしても一話一話の密度の濃いこと。GyaOで「ドカベン」も観ているが、これは典型的なテレビアニメ。話が進まないのなんの。毎週土曜日に4話更新されるが、1日で全部観てしまうことも珍しくなく、それでも物足りない。
ところがコナンは「次はどうなるの」という期待感と、一話一話の満足感が見事に両立している。こういうアニメって今はあるのかな。今はリアルタイムで何も観ていないのだけど。


全話観ておきたいテレビアニメがひとつある。「ニルスのふしぎな旅」。押井守が参加している。