第14話・追記

解説係

養護の本田先生(高畑淳子)の存在が初登場以来相変わらず曖昧だ。様々な病が話題に上るとなぜか都合よく職員室にいて教科書を読み上げるかのような講釈。たまに感情が激して金八先生に慰められるという場面があるが、普段の「解説係」のごとき役回りからすれば唐突すぎて印象に残らない。
今回も連続放火について「都会の孤独」といった通り一遍の講釈。それに反発する教員の「どんな理由であれ放火は許せない云々」という言葉も上滑りだ。車掌を脱皮させるための小道具として放火犯を出し、そこに無理やり意味を持たせるための職員室でのやり取り。そんなところではなかろうか。

荒療治が通じなかったら

火事を目の当たりにしても車掌が声を上げることができず大事に至ってしまったら……などと考えてみる。そんなことしたら1話じゃ終わらないか。