新世紀エヴァンゲリオン

日本テレビで観ている。10話までは以前Yahoo動画で観たのでそこまでは早送りしつつ。

無視時代

2年ほど前にもブログで触れたが、以前は殆ど興味はなかった。
初めてこのアニメを知ったのは、新聞の番組表でタイトルを見た時だったと思う。
とりあえず「エヴァンゲリオン」というネーミングはなんとなくダセェと思った。でもって「新世紀エヴァンゲリオン」って、意味わかんねえよ、エヴァンゲリオンってのはロボットの名前か? それともある時代を表す言葉か? タイトルからして支離滅裂じゃん、どうせありきたりの下らんアニメだろ、くらいに思っていた。観る前の話ね。
その後どっかで目にした絵柄。まあ当時の典型的な絵。およそ観る気が起きなかった。
ところが何年たっても衰えぬ人気と評価。さすがに興味わきますわな。

一部視聴

一昨年Yahoo動画で第5話まで無料配信されたのを観る。その後映画「Air/まごころを君に」、続いて第10話までを同じくYahoo動画で、そしてつい先日テレビで「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」を観た。
とにかく演出のうまさに舌を巻いた。ロボットの異様な描写もかつて見たことがない。こりゃ人気出るわけだわと合点がいった。
一方、「ナディア」でもそう感じたが人物描写はまったく評価できないと思った。特にヒロインをはじめとする女性キャラの描写は。
綾波レイ初登場シーンからして嫌悪感を持った。包帯グルグル巻きで痛みにもだえる少女。これをなんというか、色っぽく描いてるわけ。猟奇的なのも嫌だけど、ああいうのはもっと嫌だわ。このヒロインと他の子供達との噛み合わない問答はけっこ面白いが、それだけのこと。
基本的にこのアニメの女性達の描写は、「こう言わせれば、こうさせれば男はこう感じる」という男視点からばかりで、女性自身の内面に踏み込んで描くということはまったくなされていない。あるいはできていない。いつも素っ気ないヒロインに「私が守るから」と(やはり素っ気なく)言わせたりとか、勝気な少女が「ママ……」と寝言を言いながら目に涙、とか、そういうレベル。
それから14歳の少女のお色気シーンも、一体何が狙いなのかと疑問が残る。しずかちゃんのお風呂シーンみたいな微笑ましさとは程遠い、危うい描写。ああいうのを20代30代の男が喜んで観てるのかと思うと、ああやだやだ。

結局は観る

続きは観るよ。中身はないけど面白いからさ〜。