ボクシング観戦

プロレスじゃないじゃん! ま、いいか。
タダ券をいただき横浜文化体育館でボクシング初観戦。元々ボクシングには興味がなく、テレビでも殆んど見ない。
7試合に加えて、予備カード2試合の全9試合という興行。予備カードを除く7試合を観戦。
はい、全試合判定決着。ここまで4時間。尻痛い。
試合自体はどれも面白かった。なにしろリングサイド2列目。迫力ありまっせ。「手に汗」握っちゃいましたよ。
でもボクシングばっかり7試合は正直言って疲れる。全試合フルラウンドだからなおのこと。
ラウンド制やめい!
決着付かなかったらサドンデスにせい!
なんて無理なんだろうね、あんな顔をボコボコ殴り合うスポーツでは。
ショービジネスとしては難しい競技なんだなと思う。素人の目には、どちらが優勢かすらわかりにくい試合もある。え、これで判定3-0?なんて。プロレスと違って寝技がない分、どの席からも攻防がよく見えるというのは有利だとは思うけど、レベルの高い選手同士の試合であってもメリハリが少なく、決着も判定が大半。
そう考えると、相撲というのは明快さといい試合時間の短さといい、これほどショービジネスに適した競技はちょっとないなと、そんなことを考えながら観ていた。私は相撲もまったく観ませんが。

ハングリースポーツ

ボクシングというのはつくづくハングリースポーツだなと感じた。プロレスとは選手達の発する悲壮感が違う。君はなぜボクシングするのか。
世界王座に挑戦した(現王者ネ)内藤大助でさえ、ジムに月謝を納め、夫婦でアルバイトで食い繋ぐ毎日(月収12万だっけ)というのだから、なんと報われない稼業であることよ。
その悲壮感が、私には心地よくなかった。観ていてワクワクするもの、心を晴れやかにしてくれるもの、ではないんだなあ。
その点、メジャープロレス団体の若手は恵まれているなと思う。寮があり、賄いがあり、月給もある。社会保障もある。だからこちらも明るい気持ちで観ていられるのかも知れない。

内藤大助

ゲストに来ており、リング上で挨拶。腰低い。すごいはにかみ屋。川嶋勝重(今日のメイン)への激励と亀田大毅戦への抱負をフニャフニャと語る。いいなあ、この人。勝ってほしい。
その亀田戦の予想。
大毅も一部で言われているほど弱くはないと思う。でも「負けたら音楽の道へ」なんて言っているらしい。転職を考えている選手がチャンピオンに勝てるとは思えない。
したがって内藤の勝ち。判定で。