プロレスはインチキか2009-2

書きたいことの断片はたくさんあるのだが、書籍の記述をかき集めたりが面倒でどうにも。

真剣勝負が成立するのか

プロレスがインチキかどうかを云々する前に、そもそもプロレスというものが体操・演劇でなく「競技」として成立し得るのかどうかでまず議論が分かれる。(前にも書いたが「議論が分かれる」は誤用なんだろか?)
相撲なら子供でもできるから、競技として成立するのは自明。剣道、柔道、野球などは学校のクラブ活動で当たり前に行われている。ボクシングだって要するに殴りっこだ。
じゃあプロレスはどうなのか。試すのは容易じゃない。生まれ変わったらプロレスラーになって確かめたいものだ。これちょっと本気。なんて話はさておき、「相手の協力なくしてプロレスの大技など決まるものだろうか」というのは、多くの人が持つ疑問。
ひとまず整理。意見はこの4種類に大別されるだろう。

  1. 真剣勝負は成立するし、すべて真剣勝負である。
  2. 真剣勝負は成立するが、勝敗の決められた試合もある。
  3. 真剣勝負は成立するが、すべて勝敗は決められている。
  4. 真剣勝負は成立しないし、すべて勝敗は決められている。

細かいことを言えば「基本的に4だけれど、その中にもシュートの要素はある」なんて意見の持ち主も多かったりするが、ここでは言及しない。「シュート」はとりあえず「真剣勝負」の意で取ってくれていい。
こういう話をしていると、「真剣勝負って一体なんだ?」という七面倒くさい議論をふっかけて来るやつがいる。これに言及するかどうかは考え中。この議題、あんま楽しくないんだよなあ。