幼児にテレビやビデオを長時間見せると、譲り合いや順番待ちなど人とのつき合いの中で養われる「社交能力」の発達に悪影響を与える恐れがあることが、３歳児１１８０人を対象にした兵庫教育大などの調査で明らかになった。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20070604it06.htm
いや、明らかってことはなかろう。
調査した兵庫教育大の加納亜紀さん（現・園田学園女子大助手）は、アンケートで判明した傾向について「長時間視聴が他人とかかわり合う機会を減らしてしまうため」と考えている。
なんだよわかってんじゃん。それなら原因は「長時間テレビを観ること」じゃなくて「他人とかかわり合う機会が少ないこと」だろうに。テレビと直接繋げるな。子供からテレビを取り上げて解決するわけじゃない。
要するに「人と関わる機会が少ないと社交性が養われにくい」という子供でもわかる理屈を、さも新発見であるかのように歪めて発表しているだけ。多いよなあ、相関関係と因果関係を混同したこういう似非科学記事。
