プロレスリング・ノア in 武道館

GHCジュニア

高岩攻勢で何の盛り上がりもなく進み、なぜかテリー勝利。ミョ〜な試合。(序盤で高岩が膝を痛めたそうだが、よくわからんかった。)
新王者は花道から退場するのが常だが、アリーナを歩いて退場。彼なりの意思表示だろう。

GHCタッグ

なぜか力皇がすぐヘロヘロに。エルボーにも張り手にもまるっきり力が入っていない。どったの。
殊勲は杉浦。「ど〜せ杉浦がやられる」という下馬評は当然本人も意識していただろう。(思っていても口にする奴はアホだと思う。「もし」杉浦が勝っちゃっても嬉しさ半減だもの。)
結果的には杉浦が敗れたが、終盤の猛攻と粘りは予想の上の上の上。この試合を境に間違いなく一皮むけることだろう。「ど〜せ杉浦が」とか言ってた奴は腹を切れ。
それにつけても力皇どったの。

GHCヘビー

コンディションが思わしくない三沢が選んだのは……ソバットよけません戦法。おいおい。
受ける、受ける、受ける、そして受ける、また受ける。お腹の赤ん坊が心配になるくらい受ける。でも決定打は許さない。
攻撃は殆どエルボー。小橋や秋山ならそこで怯まず変化のある攻防に発展するが、佐野はそこまで行かず、予想通り単調な試合に。
だが、三沢がソバットを受けまくる展開が異様な雰囲気をかもす。食らえば食らうほど元気になる三沢。ぎゃはははは、これだよ、これ。
消耗戦の末、肩車からのエメラルドで三沢防衛。まあ凡戦の部類ではあったかな。
勝利者インタビュー。
「あれだけの攻撃を受けながら、自らを支えたものはなんですか」
「最近腹が出てるって噂なんでね、ただ出てるだけじゃないよってところを見せとかないと」
これでいいのだ。

余談

少し後方の席のやつが気になって試合に集中できんかった。2階南側のG列あたりかな? 応援してる側がやられると悪態をつくんだが、普通に興奮して野次ったり叱咤したりというのではなく、苛立ちようが内にこもっているというのか、なんか病的なの。選手に届くような大声ではなく、せいぜい半径数メートル程度にしか聞こえない声で、情緒不安定を持て余して愚痴っているような調子。これが聞こえてくる度にドッと気分が重くなって楽しさ半減。
何度か後ろを振り返ったが姿を確認できず。ああいう奴の日常ってどんなんだろ。