西原理恵子「ああ息子」

ちょっと前に古本屋でみっけた。

ああ息子

ああ息子

息子の奇行を紹介する投稿と書き下ろし漫画で構成。
私はまあおとなしい子供だったから共感するようなことはなかったね。しいて共通点を挙げるなら、寝ぼけて鏡台におしっこしたことがあるくらいかな。といっても何しろ寝ぼけてしたことだからまるっきり覚えがない。両親が寝ぼけていた可能性もおおいにあるわけで、このエピソードの信憑性には疑問が残る。誰がなんと言おうと残る。
カーテンが穴だらけというのもねえ、家のものを汚したり壊したりといった記憶はとんと……アコーディオンカーテンをボンナイフ(懐かしい)で切り刻んだのは誰だっけか。ああ、あれは兄貴だ。私はそんなバカはやらない。せいぜい絵本「きかんしゃやえもん」を切り刻んだくらいだ。
きかんしゃやえもん (岩波の子どもの本)

きかんしゃやえもん (岩波の子どもの本)

鼻くそを食べるというのもないなあ。あと「爪を噛む」というのがいまだにわからない。そういう癖を持つ人がいると知ってやってみたことがあるが、ちっとも面白くなかった。それも立派にバカですかすいません。
大食いの傾向はあったらしい。好物だと際限なく食べて周りを驚かせ、そして腹を壊す。好き嫌いが多かったから逆に「おたくのお子さんは食べないね」ともよく言われた。大食漢というより単に意地汚いだけじゃん!
おいおい、なんだこの中途半端なばかっぷりは。もっと目の覚めるような強烈な一打はなかったのか。