全日本プロレス in 後楽園ホール

全日本プロレスの今年最初の興行。さして期待もしていなかったが悪くなかった。特に最後の2試合。
佐々木健介中嶋勝彦vs.武藤敬司諏訪間幸平
注目は弱冠16歳の中嶋勝彦と27歳にしてプロレス入りした諏訪間幸平(28歳)。
佐々木と武藤はそれぞれのパートナーを盛り立て、若手二人がそれに充分すぎるほど応えてくれた。諏訪間の馬力は凄い。ジャーマンも、荒削りで少々危なっかしいが迫力満点。巨体の諏訪間(188cm/120kg)と堂々渡り合う中嶋(175cm/83kg)も立派。若手が生き生きしているとプロレスは面白い。ノアのヘビー級にもこれがほしい。
川田利明石狩太一vs.小島聡カズ・ハヤシ
川田の体のボリュームには目を見張るものがあった。年末いい感じで調整できたようだ。小島、カズを相手に圧倒的な強さを見せ付けた。昨年は足を押さえてうずくまる場面が多く痛々しかったが、今日の川田は実に力強く頼もしい。特にカズへの攻めは凄まじい。どうもこのカズという選手が鼻に付いて好きになれずにいる私には、アクロバチックな技をことごとく潰す場面に(ホントはタブーなのかも知れないが)胸のすく思いがした。もしかして川田はカズが嫌いなのかも、ははは。
一方の小島は、昨年あれだけ会社に盛り立ててもらいながら、さえない内容。ケアと組んでいた頃は充実してたと思うんだがなあ。またケアと組まないかしら。
最もキャリアの浅い石狩に、カズからフォールを取らせたいという親心を川田が見せるも惜敗。将来の楽しみな若手のひとり。
最後にひとこと。小島&カズ入場時のポーズ。キミタチいくつだ。