あのバカは荒野を目指す

安保法制の強行採決の話題でタイムラインが持ち切りな時に「ど根性ガエル」なんか語っていたのは誰ですか。
藤子・F・不二雄の短編に「あのバカは荒野を目指す」なんて作品がありましたが、それとは関係ない話。
太田光がラジオ番組で安倍晋三を「あのバカ」とやったその前日(つまり3月28日)、偶然にも私も飲み会で「も〜あのバカ(=安倍)どうにかして下さいよ」とがなっていた。
飲みのメンバーひとりひとりの支持政党やらなにやらは殆ど知らないけれど、まあ普段話している時に感じる見識とか感性とかデリカシーとかを考えれば安倍晋三のインチキぶりを看破できない人なぞこの中にいるわきゃないという安心感があるからこういうことも言えるのであります。
そうした言葉をラジオで吐いた太田光を擁護するつもりはない。でもねえ、実感としてすごくわかるんだな。単純に気に入らないからバカバカ連発したのでもなければ、奇を衒ったわけでもない、と思う。
少なくとも私が「あのバカ」と呼んだことのある首相は安倍晋三ただひとり。これまで色んな首相がいた。守銭奴、鉄面皮、天然。けれども、この人へのウンザリは過去のどの首相に感じたものとも違う。
じゃあ何を感じたの?って、それを述べずにバカバカ連発したら、それこそバカみたいだからさ。そういうのを抑えて政治のコトを書くのがしんどくて何も書かなくなっちゃった。そうやって声を上げないのもよくないよねえ。
いやもうホントなんとかしてくれよ、あの……素敵なオジサマ。