原発考2

1をいつ書いたかもう忘れた。
原発は安全だと説明されていたのに騙された。」
福島からはそういった声が多数上がっている。
事実、騙されたわけだが、しかしそう嘆く人達は、原発建設地への補助金というものをどう捉えていたのだろうか。
安くて安全、しかも地元に多くの雇用を生み出す。原発がそんなにいいことずくめのものなら、補助金をもらうどころか自治体から金を払ってでも誘致したいくらいではないか。
そう考えれば、補助金なるものは住民に支払われる「対価」と捉えるのが自然だろう。では何への「対価」なのか。
原発建設を受け入れた住民は、その矛盾に気付かなかった、あるいは気付こうとしなかったのではなかろうか。
だから事故が起きても文句言うなよとか、そんな下らないことが言いたいわけではない。繰り返すが、彼らは「騙された」のだから。
ただ、補助金出しまっせと言った時点で「ヤバいものです」と白状していたようなものだったのにね、あ〜あ、という話がしたかったの。