プロレスリング・ノア in 横浜文化体育館(6/14)

宮本和志参戦

ノアに宮本が……。
タッグだからさほどあらは目立たなかったが、とてもキャリア7年を数える選手の動きじゃなかった。本人の日記には「久しぶりのビッグマッチで気負いすぎた」と書かれているから、SEMではもっとよかったのかも知れないが。
相変わらずの逆三角形の体型は、どう見てもプロレス向きとは思えない。日記も筋トレの話ばかりだし、コーチ役もスパーリングパートナーもろくにいないのを地道にやっているのだろう。熱意だけは大したものだが……。

青木篤志vs.小川良成

小川に技術で対抗する青木。よく食い下がったと思う。いつか小川からギブアップ勝ちを収めてほしいものだ。

小橋建太&KENTAvs.佐々木健介中嶋勝彦

中嶋の試合をじっくり見るのは久しぶりだが、いつの間にやらチャンピオン級の実力者。驚いたね(いや全日本でチャンピオンになってるけど)。加えてスター性は丸藤、KENTA以上。現在20歳。長く活躍してほしいものだ。鬼嫁殺し1だけはいかがなものかと思うが。
小橋はチョップ祭り一辺倒でないのがよかった。健介の腕を殺しに行くなど勝ちへのこだわりが見えた。まだコンディション的に健介相手では分が悪い。もしややられやしないかとスリリングでもあった。

森嶋猛vs.杉浦貴

森嶋は投げ技を受けすぎだっちゅうに! 受けに受けて反撃という青写真を描いていたのだろうけど、へばって反撃できないの。そりゃあの体であれだけ投げられちゃダメージも大きいだろうし、ああも簡単に投げ技が決まりまくったのでは緊張感を欠いた試合になってしまう。
勝利者インタビューの第一声「不甲斐ない試合ですいません」。ハッタリをかまさないところがいい。
決して悪い試合ではなかったが、「これぞプロレス」という内容には程遠い。今の戦い方は、本来の実力を食い潰してるように思えてならない。
そういや、近くの席(3階34ブロック)にうるさいのがいたな。森嶋ファンなのだろうけど、よくある「非難・罵倒系」。「おめえ何やってんだ」とか言いつつ、馬鹿のひとつ覚えみたいに「バックドロップだ、バックドロップだ」。客席から選手にアドバイスするのはよせ。