時は1998年。とあるチャットルームに定住するプロレスファンがいた。私と前後して毎晩のように入室、プロレス談義に花を咲かせた。
翌1999年1月、私の地元横浜でプロレス興行。愛知在住にもかかわらず「観に行こうかな」というその人物をしつこく誘う。「後で一緒に飲もうよ。」そんなこんなで会場前で待ち合わせたメンバー5人。横浜から1人(私)、東京から2人、山梨から1人、そして愛知から1人。全員が初対面。
私が待ち合わせ場所に着いたのは3番目。続いて4人目が揃い、愛知の御仁がまだ来ない。
試合開始が迫り、じれ始めたところへ現れました同年代とおぼしき女性。
……女性?
…………女性??
ここで問題です。性別不詳、年齢不詳の人はどう分類されるでしょうか。
正解は「名誉マダムB(仮)」。
多分女性。そして、なんとなく年上のような気がする。
今日はですね、なんと約束の僅か5分前に着いたのに、あちらの方が先に来ていたのですよ。それほどまでに私に会うのを待ち焦がれていたのですね!
「時計が進んでるみたい。」
安くて評判のいい店をあらかじめ探しておきましたよ。なんとコース料理がたったの1,500円!
「コースは4名様から受け賜っております。」
そんなことホームページに書いてないじゃん。
考えてみれば、インターネットを始めて1年足らずという時期に会った、最も古いネット仲間のひとり。しかしさしで飲むのは実は初めて。人の縁って不思議なものですね。胸が熱くなる思いがしませんか、ねえマダム!
「居候先の友達とそろそろ落ち合うから帰るねバイバイ。」
9時半解散。
「飲み友達の女性は酒豪」という法則は健在。4合を平然と飲んでおりました。ワインならボトル数本行けるそうで。