一人づつ殺せ

いい加減「殺す」「死刑」といった単語にも食傷気味だが「づつ」という仮名遣いを見ると非常に苛立つ。
間違いなんじゃアホンダラァ!!
と言えないのがまた辛いところで、旧仮名遣いでは「づつ」、現在は「ずつ」となっている。なぜ「ずつ」が正解なのかと問われれば、「そう決められているから」としか言いようがない。
成り立ちからの必然性で考えれば旧仮名遣いが常に正しいことになるし、かと言って「世間で認知されたらOK」ではただの多数決。どちらも根拠としては弱い。(「言葉は多数決で決まる」という見方に私は与しない。正確には、それ「だけ」ではないと思っている。)
そもそも言葉というものが常に一定の規則に則ってできているかといえばそうでもなく、例えば英語などは活用に「例外」がすこぶる多い(らしい)。なぜそうした例外があるのかといえば、それらが規則通りの活用よりも「美しい」とされているからだろう。こうなると理屈もへったくれもない。
「づつ」は美しくない。それに比べて「ずつ」の美しさはどうだ。ほれぼれしないか。うっとりしないか。私など毛筆で「ずつ」と書いた紙を部屋の壁に張っているくらいだ。私の字の美しさたるや、こんなだ。
http://www.geocities.jp/hige_web/junk/aku201.htm


やめやめ。
ここを読んで少しすっきりした。
http://www.tt.rim.or.jp/~rudyard/hirago001.html