葬儀場で飯を食い

近所に葬儀場ができ、竣工披露パーティーなるものに行った。なんか食わせてもらえるらしいので、父が行けなくなったおこぼれにあずかり。
社長殿の挨拶なぞを聞く。数十人か数百人かの従業員を擁して生き抜いて来た人の姿には興味をそそられる。社員の受けは知らないが、しっかり社長さんであった。「躍進する○○葬儀場」という謳い文句はどうかと思うが。


さて食事である。まずは飲み物を選ぶ。ビールとウイスキー水割り。なぜこう立食パーティーというやつは俺の嫌いな酒がピンポイントで出るのか。日本酒出せ、ワイン出せ。そうか、ないのか。ウーロン茶でいいよ。ああ〜この寒いのになぜ氷を入れる。
グラスを持って皿を持つとですね、食べるには手が1本足りないわけですよ。グラスの置き場所が殆どないわけですよ。立食パーティー用のグラスの置ける皿でもあればいいのに。貧乏臭いか、それとも洗いにくいのか。大体人が多すぎるのですよ。ご歓談というよりバーゲンセールの雰囲気ですな。お前ら食べる以外に用がないなら帰れ。俺もか、すまん。
顔ぶれは50歳以上とみられる人が殆ど。さて今年この中で何人この葬儀場で……なんてことはもちろん考えてないさ。知り合いなぞいないし黙々と食べたさ。
食べ過ぎないうちにデザートに切り換えて帰るか、とまずはコーヒー。あの、マドラーないんですけど。かき混ぜるスプーンが共用って、どういうこと。さては用意が間に合わなかったな。ともあれコーヒーは確保。よし、デザートだ。
プレートが空なんですけど。
仕方なく好きでもないコーヒーをがぶ飲み。なんだよ、隣に紅茶あるじゃん。もう遅いよ。ああ帰るさ帰りますともスタスタスタ。
出口付近にデザートありました。
素手で掴んで次々と口に入れたさ。右・左・右・左・右。この辺で勘弁してやるか。モグモグやりながら階段を降りる。途中で老婆を2〜3人突き飛ばして葬儀場の売上に貢献しておいた。まあ料理はうまかったよ。うちの親族はきっと世話になるよ。
というわけで今月4回目の飲酒はおあずけ。