「掟破り」を売りにするな

再び話題にするつもりはなかったが、あまりにひどいドラマだったので。
昨夜完結した「偽装の夫婦」。
全10話の私の感想は順に○×○○○○○○××。
曲げようのない性的嗜好ゆえの悲恋だったはずが、新しい恋では性的嗜好をやすやすと曲げて(または曲げさせて)いた――というのが第9話。ここで物語は破綻。ラストまでグダグダ。
北村ヂンという人が各話をレビューしている。
http://www.excite.co.jp/News/review/author/kitamura/
これによると、どうも遊川和彦という脚本家は、掟破りの展開で度々視聴者の度肝を抜いているとか。
しかしこのドラマは安易に奇を衒っているだけで中身がない。
著名なライターだかが、こんなことを言っていたのを思い出す。「広告のコピーで“うんこ”という言葉を使えば誰でも驚く。しかし驚かせたから傑作というわけではない。」
当分テレビドラマは観る気がしない。