蜂のひと刺し

今江祥智がその昔そんなタイトルのコラムを書いてましたがそれとは何のつながりもない話。
私の部屋は2階。ベランダの柵を乗り越えて、1階の屋根に落ちた雑巾を拾う。この年で柵越えは冷や冷やする。
戻る刹那、左足にチクリと痛み。目をやると数匹の蜂がブンブン。
生まれて初めて蜂に刺されました。
何すんだよ!
アシナガバチかミツバチか。
蜂に刺されたら腫れるの? 熱出るの? 髪が抜けるの? 笑い出したりするの?
泡食って家族に告げると「キンカン塗っとけ」。
なんだ、そんなもんでいいのか。
ネットで調べてみると「洗って、爪で押して毒液を絞り出せ」とあるので、そうする。「ハリが残っていたら取り除く」ともあるが、それらしきものはない。
その後時折チクリと痛んだが、少し赤くなった程度で派手に腫れ上がることもなく拍子抜け。威嚇射撃程度だったということか。


家の外から屋根付近を見てみると、あるある。ベランダの床下に蜂の巣が。遠くてよくわからないが、アシナガバチの巣のようにも見える。
夜になってから、処置に一応の心得はあるらしい父が巣にスプレー殺虫剤をぶっかける。とはいっても場所が場所なので、ベランダの上から手を伸ばして見当を付けて噴き付けるのが精一杯。巣は翌日落とすべし、とのこと。
翌朝になると、庭のあちこちに蜂の死骸。でも結構飛んでるのもいます。今度は地上に脚立を立てて棒で果敢に巣を落とそうとする父。が、遠くてうまく行かない。
やっぱ屋根に降りて殺虫剤使うか……。
蜂よりも、脚立を支えている間にやぶ蚊に刺された3ヶ所の方がダメージ大。