小堺クンのおすましでSHOW23

新宿コマ劇場が閉館するらしい。今日知った。殆どの公演をここのシアターアプルで行って来た「おすましでSHOW」も来年からは場所を移して行うことになる。
伽代子がすごいことになっている。顔芸。基本的に一発ギャグって好きじゃないけど、これは笑った。
そして、あさりど堀口文宏
……。
気の小さい芸人に与えられた役柄は「ヤクザ」。小堺一機がいじる、いじる、いじる。とことん追い詰められた果てに、誰もが驚く持ち味が……出ないんだこれが。来年は奇跡が起こるのかどうか。あ、物真似は面白かった。
機転の利く河本成と、何が飛び出すかわからない堀口文宏。組み合わせとしてはコサキンに似ている。ただ、あさりどの場合「何も飛び出さない」ことがままあるのだが。
ダンサーは去年と同じく伊藤有希と柳沢里奈。コントでの比重が大きくなっていた。「小さくてキリッとしたのと大きくてボケッとしたの」と言われたり(160センチと168センチ)。伊藤有希はやはりうまい。プロでも体のパーツを正しく動かすというレベルから抜けられないダンサーも珍しくない中、全ての動きが「これ以外ない」と思えるほどぴたりとはまっている。セリフなしの演技(嫌な女役)も滅法うまい。ダンサーにセリフが与えられる年も今までにあったし、そういう方面に役回りを広げてみても面白いんじゃないか。
19時開演、23時終演。ながっっ(23時半までやった日もあるらしい)。帰りに喫茶店に寄る時間もなかったよ。小堺一機52歳、元気だ。還暦、いや古希まで行けるか。
来年はグローブ座で行うそうな。新大久保。1駅遠くなるだけか。カンコンキンはどうなるんだろ。