鶴田vs.ブロディ

GyaOで配信中。観てしまった。
http://www.gyao.jp/sityou/catedetail/contents_id/cnt0060761/
ブロディの名勝負というと真っ先に紹介される1988年の試合。
面白い。お互い慎重に戦っているため派手な技こそ少ないが、実力的にピークにあった両者の攻防は「これぞプロレス」と呼べるもの。198センチ135キロのブロディ、197(196?)センチ127キロの鶴田。巨体をまったく持て余すことなく動ける両者の身体能力には脱帽だ。
今日初めて気付いたが、この試合ではなんと鶴田がジャンピングパイルドライバーを使っている。鶴田のパイルドライバーは「落とす」というより「座る」と言っていいくらい勢いがないのが常だった。相手に怪我をさせないためかも知れない。それがジャンプまでしている。この試合の中では取り立てて重要な場面ではないが妙に印象に残った。
総合力ではやはり鶴田が一枚上だったのではないか。中盤以降は鶴田の押せ押せ。が、バックドロップの後のボディシザースを切り返されてロープに打ち付けられ、ニードロップで敗北。改めて見るとあっけない印象なきにしもあらず。膝を喉に入れたからだろう。