A列車で行こう

第3弾でブレイクしたというこのシリーズ、自慢じゃないが私は第1弾を持っていた。富士通FM-7版。どうだすごいだろう。おっと自慢しちまったぜ。他に自慢できることないしな。
見た目はパッとせず、大してヒットもしなかったが、実はかなりの傑作。大ヒットして有名になったのは第3弾かららしい。
ふと遊びたくなって調べてみると、最新は8。が、最高傑作との声もある第4弾の廉価版を買ってみた。

ん〜なんか違う。

(1) ゴールの有無

A列車1:大統領を大陸横断させるとクリア
A列車4:特にない(みたい)。きれいな街を作って悦に入るソフト、ということらしい。

(2) 子会社の有無

A列車1:無。鉄道の売り上げで稼ぐ。
A列車2:有。鉄道そのものはさほど儲からない。駅周辺にマンションやらビルやらを立てて稼ぐ。

(3) 湧いて出る建物の位置付け

A列車1:駅を建設し、列車が止まるようになると自然と周辺の人口が増え、当然乗客が増え、儲けも増える。パラパラと家が勝手に増えて行くのが快感だったのだが……。
A列車4:駅周辺の一等地は、他社に取られる前に自分で道路や建物を作ってしまうのがコツ。勝手にビルを建てられるのはむしろ「痛手」。つまり「自分で町並みをデザインする」のを楽しみなさいというゲームになっている。デザイン苦手なんだよ!


私には(3)がどうにも味気なくてねえ。それでどういう遊び方をしているかというと、駅周辺は一角を除いてわざと何も建てずに放っておく。それでビルが建った建ったと面白がる。さっぱり儲かりません。経営者失格です。(システム上当然とはいえビルや民家の建つペースが遅いのも不満。)
列車はやたらと種類があるが、「収容人員が多く運賃が高い」車種ばかりを買うことになるので、あまり意味をなさない。また、利益を上げるには高層ビルを建てまくるのが一番(多分)。したがって小さな住宅とか公園とかいうものを作るメリットがなく、多様な地域開発という楽しみがない。やるなら利益度外視で勝手にやればというシステムになってしまっている。
以後のバージョンも基本的には変わっていないらしい。人気シリーズなのは確かだが、「進歩がない」と酷評する声もネット上には見られる。最新版を買うのは控えようかと思っている。
こうなると、最初のシステムを踏襲している第2弾がほしくなって来るが、残念なことにウインドウズ版はない。第4弾をもうちょいやり込んでみるとするか。