あなたが添い寝してくれた夜

夜半寝入った後。なにやら耳元でゴソゴソゴリゴリ音がする。横臥したその下から聞こえて来る。
はて床下(1階の天井裏)にネズミでも出たろうかと夢うつつに思う。が、どうも音が近い。枕の中で響いている感じ。これはおかしい。
眠い目をこすって体を起こし、枕元の電気スタンドをつけてみる。
いました。
枕の側面に。
ムカデが。
全長10センチあまり。
ムカデと添い寝。嫌です。
我が家は隣が竹藪、周りは畑。こういうことがたまにある。何年か前には、ふと目を覚ますと目の前をにじってた、なんてこともあった。刺されたことのないのは幸い。皮膚弱いからなあ。
ムカデはベランダに追い出してお湯かけといた。あれっぱかりじゃ死ななかったかも。ま、いいか。
ムカデなんてそうしょっちゅう見ないし、夜中にこんな形で出くわすと恐ろしいわ。すぐに寝付けんかった。
次からは前もって言ってくれよな。というより、もう出るな。