ミリキタニの猫

リンダ・ハッテンドーフによるドキュメントタリー映画の試写会を観る。新橋のヤクルトホール。
http://www.uplink.co.jp/thecatsofmirikitani/
カリフォルニア生まれ広島育ちの画家ジミー・ツトム・ミリキタニ。血筋は日本人。第二次大戦時はアメリカにいたため収容所暮らし。当時広島に住んでいた多くの家族を原爆で失う。
米政府を憎み、社会保障を一切受けずにホームレス画家として生き、80歳の時に監督と出会う。
そして91年9.11の自爆テロを機にああなってこうなってこう。
面白い。いい映画だ。←散々前置きして感想これだけかい!
ミリキタニ氏は英語で喋ったり日本語で喋ったり。ドキュメンタリーで話が聞き取りにくいため全てのセリフに英語の字幕が付いている。英語で喋っている個所には当然日本語の字幕も付く(保護色で読み辛かったのが残念)。突然日本語の歌を歌い出したりする。「ふ〜るさとへ〜かえろかな〜」。

上映後、舞台に監督とミリキタニ氏登場。現在87歳。
舞台に現れるや突然唄い出すミリキタニ氏。もちろん日本の唄。客席の手拍子がどうにも合わない。なぜかと思えば三拍子の唄だった。意にも介さずツーコーラス唄い抜く。
なにかといえば「空気読め」などとのたまう連中にこそ、この人を見せてやりたい。