治療優先

 3度目の師弟面談を終えた高砂親方は、憔悴(しょうすい)しきっていた。会見でがっくりと肩を落とすと「きのうときょうでは(気持ちの)波があった。会見してから治療と考えていたが、(精神面と腰、ひじを)治療させて、それからという感じになる。私の判断が甘かった」と頭を下げた。

説得を断念したことを聞いた横審の石橋委員は「他にしめしがつかないですよ。師匠としてき然とした態度を取ってもらわないと」と指導力不足と切り捨てた。(スポーツニッポン

朝青龍の精神状態を目の当たりにして強く言えない高砂親方。協会との板挟みで辛い立場だな。「き然とした態度」で無理やり謝罪会見させて悪化でもしたら目も当てられない。


こんなの発見。チンギス・ハーンのDNAを持っているモンゴル人は鬱病にならないそうです。これじゃ帰国も考えものか……。
http://www.zakzak.co.jp/spo/2007_08/s2007081011.html
今に始まったことじゃないが、ZAKZAKの記事はひどい。こんなのも。

 不自由な生活を余儀なくされる謹慎には、そもそもそういう危険も含まれている。(略)当然、ストレスは募る。そんな中で、自分のやったことを反省し、自分をしっかり見つめ直すのがこの処罰の真の目的だ。もし、それで再起不能の状態になったら、致し方ない。(略)朝青龍の早期帰国を認めたら、大相撲は崩壊の道をたどることになる。

いや、病人虐待がまかり通ったら法治国家が崩壊しますから。「致し方ない」じゃ済みませんから。

追記

関連記事をあちこち見て回る。
一人目の医師の神経衰弱云々という妙な診断は、「モンゴルに帰るべき」という結論がほしい朝青龍側(高砂部屋?)の作為の賜物だろうとの見解。
で、朝青龍の現状は、叱られ叩かれて「落ち込んでいる」だけで、二人目の診断も疑わしいと。これ、精神科医の意見。
そう言われればそうかもとも思う。そんな風に医者が自分の地位を危うくするような真似をするのかとも思ってしまうけれど。