ダンスライブ in 六本木

Ook! LIVE!」
このカテゴリはどうかという気もするがファドも1曲唄われたということでひとつ。
会場で配られたプログラムにちゃんと名前が入っている。
「津村あかね」だれやねん。
いかにもワカモノが集まりそうなライブハウスに小さな椅子がぎっしり並ぶ。7〜8列目くらいだろうか、右端の席に案内された。ここがナイスポジションだったことが後でわかる。
ダンスのことはさっぱりだが、個々のレベルは高いのではなかろうか。ステージが小さいので、大勢で踊る場面よりも数名が代わる代わるソロで踊る場面の方が印象に残った。
トークは概ね滑り気味。笑いを取るのはかように難しい。演者がここぞと思っていたところで笑いが起きなければ、以降の計算が全て狂ってしまうから。今回は狙いが高度すぎたと思うことにしよう。ドカンと笑いが起きずとも、軽妙にテンポよくというレベルならば充分こなせたのかも知れない。
ストーリー仕立ての演舞(?)は……うっかりサムライ日本のチャンバラコントを思い出してしまい、ひとり笑いをかみ殺していた(失礼)。女の情念というには、ちょっと演出が安直すぎたかな。
私的見どころは、やっぱりあれですか。
「キビキビ動く津森あかね」
私の目には津森さんしか見えてませんでしたから!

津森さんだけ見えてませんでした。西荻ライブの時と同じじゃん。
はいはいファドですね、ファド。
ドンドコチャカチャカのダンスライブ(なんだそれ)にファドが1曲。どうなることかと思っていたら、繋ぎがうまくできており、まったく浮くことがなかった。
スポットライトを浴びてマイクで唄う様子が妙に新鮮。伴奏者のいないカラオケライブ。ファドをカラオケで唄うというのが恐ろしくアクロバチックな技だということがよくわかった。唄が先に入る箇所では、伴奏のタイミングを予測して唄い出さねばならないのだから。そんな計算を殆ど感じさせずに唄う様子に妙に感心。
若い俳優・ダンサー達が、とにかくやりたいように作り上げたという印象のライブ。真価が問われるのは2度目以降だろう。