アル中にあらず

小中学生の頃のゲームのしすぎがもとで右腕が慢性的な腱鞘炎である。アホです。本当に腱鞘炎と診断されるかどうかはわからないが、そういうことにしてある。
普段は痛くないが、たとえば本を読むのに長時間捧げ持つのが辛く、ただでさえ本嫌いなのに余計に本から遠ざかる。
痛いのは我慢すれば済む話だが、「腕が震える」、これは困るというか恥ずかしい。
疲れるとよく症状が出る。それも「ちょっと出掛けた」程度の疲れで。
たとえばコーヒーカップ。持つ手が震える。そんな時は――

  1. 両手で持つ(ヘンです)
  2. 左手で持つ
  3. マダムに飲ませてもらう あ〜ん

たとえばお猪口。お酌してもらうのに持ち上げる、あの高さがくせもの。アル中時代の吾妻ひでおは卓に置いて注いでもらったというが身につまされる。私の場合は――

  1. 聞かれもしないのに「腱鞘炎なんだよね」と説明する
  2. 相手がマダムの時は「あがっている」ことにする

皆さんは腕の震えをどう説明してますか? 震えませんかそうですか。