熱いぞオアシス

カクリヤの立てたスレッドが大盛況。関連および派生スレッドがいくつも。
ノアの気に入らない面を嫌味な言葉で書き連ね、取って付けたように「対策案を提示して下さい」という、まあいつものパターン。先に私が述べた「プロレス談義の“体裁”を取っているからセーフ」という管理もいつも通り。
意図的に悪く言おうとしているのは明白だから当然反発は多い。が、支持する意見も同じくらい多く、なにやら妙な人気を獲得しつつある。
つまりこういうことだろう。基本的に彼はケチをつけたいだけ。しかしそうして指摘した点のいくつかは、ノアファンの抱える不満と一致しても不思議はない。「年齢的な衰えから試合内容が低下している」「魅力に乏しい6人タッグが多い」なんて指摘はノアが好きであろうとなかろうと容易にできることで、そもそも彼がわざわざスレッドを立てるまでもなく、これまで何度もオアシスで槍玉に上がっているではないか。それがあたかも彼が最初に指摘したかのように見えるのは、ネチネチした物言いで新スレッドを立てることによるインパクトゆえ。箇条書きだからなんとなく論理的に見えるというのもある。実際には議論の土台になぞできたものではなく、「カクリヤさんのイメージのNOAHにたいする対策案を考えても」というmulu氏の指摘は的を射ている。
その後しばらくは、主に「ノアにこうなってほしい」というフツウの投稿が並ぶ。だからさ、スレッド立て自体が荒らし行為だという、そのことをなおざりに談義を続けるってのはどんなもんなの。ひとつの荒らしのいなし方という見方もできなくはないが、そこまで考えてやってるやつは殆どいまい。
読んでいて脱力してしまうのが、「カクリヤさんの指摘は真実」「正論」「ノアへのラブを感じる」といったコメント。カクリヤの目的はどうあれ、多くのノアファンの抱く不満を代弁してもいるわけで、そこに溜飲の下がる思いを持つ人もいるのだろう。
彼の本来の目的が読み取れない人の多さには驚かされたが、掲示板を読み進めて行くと合点が行く。「三沢は社長に専念してほしい」「働きの悪い選手はリストラせよ」なんてデリケートな問題にづかづか踏み込むバカ多数。こいつら会社経営なめとんのか。スパスパ首を切るなんてのは経営戦略として最悪だって、そんな当たり前のこともわからず、よくもまあ。と、一部常連の無神経ぶりもこんなだから、カクリヤの荒らし行為を荒らしと感じる神経だって欠落していて当たり前。

なぜ削除も追放もされないか

管理者殿はカクリヤが悪意で書いていることくらいわかっているのだろう。それでも野放しにする理由は簡単、「腹が立たないから」。
私の経験から言うと、参加者より管理者の方が、荒らしに対する耐性が遙かに強い。消そうと思えばいつでも消せるという余裕があるから「別にいいじゃん」と思ってしまうのだ。
一方、参加する立場だと、荒らしには言葉で抗議するしかなく、それでも効果がなければ管理者の裁断を待つ以外にない。しかし上記の理由で管理者は往々にして鷹揚に構えて動かない。今のオアシスがそれだ。しかもオアシスでは「言葉で抗議」するとかなりの確率で削除される。荒らしにとってこんなに好都合な場所があるだろうか。
ちょっと目を引いたのがこの投稿。

自分もカクリヤ氏の書き込みは基本的に不愉快でしかないです。中氏が認めている以上、不満なら私がこのサイトを見るなというだけなのかもしれませんが、カクリヤ氏は社会常識的にマナーが無さ過ぎると思う。NOAHに対してだけじゃなくここの書き込みに対しても平気で「愚をおかす」「頭が悪い」といった書き込みをするし、良識を疑います。

言ってることは平凡だが、苛立ちようがよく表れている。それもカクリヤではなく、管理者への苛立ちようが。
参加者の不満を募らせないためには、管理者は荒らしへの耐性の差というものを念頭に置くことが重要だ。自分が平気だからOK、お前らケツの穴が小さいぞ、と、管理者という立場によって底上げされた耐性を基準に判断していたら、参加者との隔たりは広がるばかり。コミュニティを長く運営していると特に陥りやすい落とし穴だ。